地元への貢献はひいては国のためになる、$2プロジェクト応援お願いします | 日本は世界を平和にします

日本は世界を平和にします

オーストラリアに移住してから日本がとんでもなくいい国だと言うことに気が付きました。
世界を平和にするのは日本ですよ、間違いない。
でもそのためにはまず日本が元気にならなくっちゃね。
ダーウィンから応援しています。

ダーウィンの乾季は忙しく、「新しく何かを始めてはいけない」というのがダーウィン住人の合言葉だというのに、また二つも始めてしまいましたよ。一つは先日紹介した、「世界中の人にダーウィンを知ってもらう企画」。フェイスブックで名前を募集したところ、かなりの人が自分なりに考えて投稿してくれています、ありがたい!期待にこたえられるように頑張ります。
 
そしてもう一つが、ダーウィンなど豪州北部に住むアボリジニのホームレス問題の解決するために「$2プロジェクト」を始めました。
 
簡単に言いますと、「お金をくれ」と言っているホームレスの人たちが、ビーズで何か作れば二ドルもらえる、という仕組みを作ろうというプロジェクトです。
 
ホームレスといっても、彼らは昔から木陰に座っておしゃべりをし、野宿をするのが普通の生活だったのですが、しかし現代社会では何もしていない怠け者の人たちとみられがちなのです。特に彼らの多くは政府から福祉給付を受けている人が多いのでなおさらです。
 
道端に座り、物乞いをしている人たちが沢山いる、それもオーストラリアの先住民族の暮らしが悲惨というのは、オーストラリアにとっては大問題。特にダーウィンのような観光都市にとっては死活問題でもあります。今まで数々の試みがなされましたが全然うまくいかない。彼らをコミュニティに連れ戻そうとしたり、シェルターを作ったり、パトロールをしたりとオーストラリア政府(連邦政府も地方政府も)いろいろとやってはみるものの、いつしかまたシティに戻ってきて、道端で物乞いをする。地元の人たちも観光客も、「二ドルくれ」と言われたら、助けてあげたいのはやまやまですが、しかしお金をあげるのは良くないとわかっているので、ノーと言わざるを得ない、と非常に困った状態なのです。
 
そこで考えたのが、アクセサリー作り作戦。私が今までワークショップを行った経験から思いつきましたよ。アボリジニの人たちはほぼ100%手作業大好き、細かい作業は大得意。私がアクセサリー作りを教えている障碍者の人たちの中には、知的障害や身体障碍の人たちもいるのですが、アクセサリー作りを始めると止まらない止まらない。ご飯も食べず、休憩もせず、一心不乱に作っています。
 
なかには体の大きな男性や年配の方々もいるのですが、その人たちが一心不乱にビーズに糸を通している姿のまぁ可愛らしいこと!これを是非多くの人に見てもらいたい、そうすればアボリジニの人たちへの印象もよい方向へ変わるはず!
 
という事で「$2プロジェクト」をはじめました。
 
とりあえず自前のビーズと道具で始めましたが、もちろん足りないのでビーズの購入資金を調達せねば!と思い、$500ドル目標とするクラウドファンディングを始めましたら、早速150ドルの寄付が!!これでとりあえずはビーズとワイヤーは購入できそう~!という事で$2プロジェクト始動です。
 
それから地元の福祉系の会社もスポンサーしてくれるとの申し出が、、、ありがたい。
 
そして今回のプロジェクトは主にオーストラリアの人のためになるので、オーストラリアで募金を集めようと思っているのですが、もしかしたら日本からも応援したい!という方がいましたら、こちらによろしくお願いします → Go Fund Me $2 Project
 
このブレスレットの色はNAIDOC カラーといって、アボリジニの人々を象徴する赤・黄色、黒を使っています。
 
 
一般化して恐縮ですが、私は日本人は互いが恩恵を得、Win-Winとなる解決方法を見つけるのが得意な民族だと思っているのです。これは自分たちは優れている、という民族差別的なものではなく、土地柄故であろうと考えています。非常に狭い国土で沢山の人がひしめき合って生きていて、平和な生活を送るためには、全員が賛成できる方法を探るスキルを身につけざるを得ない。その長年世代を超えて培った知恵をこれからは世界の人々と共有する時期に来ているのだろうと思います。
 
安倍総理が外交で確固たる地位を得ているのもこの相互利益をももたらす解決策を見つけ出すことができる能力が卓越しているからではないかと思っています。という事で、私もダーウィンでその知恵を生かして、オーストラリアに貢献していきたいなと思っています。
 
保守(というか右翼の方々)からは、日本よりもオーストラリアを大事にするとは何事か!との罵声が飛んできそうですが、そうでしょうか。。大きな目で見れば、個人としての日本人との付き合いで、外国人の日本国に対する信頼度は大きく左右されるのです。海外に住む邦人が良き市民として社会に貢献すれば、それが日本の財産となりますので、保守の方々ご心配なく~、全然遠慮なさらず応援してくださいね。
 
 
 
それではいつも応援ありがとうございます。