【12月20日の活動報告】でお伝えした通り…

 

ただでさえ

大切な人を失い何も手につかないほど精神的に追い込まれているのに

ガリガリなキジ猫さん」が吐いて倒れ消えてしまい

疥癬になった「タヌキさん」が給餌BOXに籠城していて

"あの子達"が怯えて「美味しいご飯」が食べなかったみたい

これから大寒波が来てしまうし

冬タイヤが履けないから走行が不安

保護したくても保護っ子預りボランティアさんが不足していて

活動費」が本当に厳しい状態でお金がなく…

 

 

 

アレもコレもソレも

何もかもが八方塞がりで

鬱になりそうな中

悩み苦しみ一週間が経ち

 

出産したと思われる「ガリガリなキジ猫さん」と「マスクちゃん」が

赤ちゃんを連れて来るのをこれ以上延々と待っていられない

ここに来ている子達にこれ以上保護を待たせたら危険すぎると判断し

保護枠がないから一気に全頭保護は無理だけど

今回から保護を進めようと決断し

27日未明東京を出発し福島入りしました

 

福島県に入ると常磐道のパーキングに設置してある放射能線量の数値表
 
そのために先ず福島・被災地 (福島第一原発20キロ圏内) の秘密基地に保管している捕獲器を取りに行き、今回設置する捕獲器4台防寒加工を施しました。
 
その作業をしていたら日が昇りはじめ福島入りした時は真っ暗だった空が薄っすらと明るくなってきてしまったので、焦りながら捕獲器危険な給餌ポイント設置していきました。
 
 

危険な給餌ポイントに捕獲器を設置し終え、次に給餌BOXを確認すると…

 

 

今回も寒さをしのぐため

疥癬の「タヌキさん」が籠城していました

 

 

可哀そうに

前回よりも疥癬ひどい症状になっていて

全身の毛が抜け落ちてブルブルと震えていました

 

 

前回は付けてあげられなかった

疥癬のお薬を首の付け根に付けてあげました

 

そして

震えている「タヌキさん」を

防寒防水加工をした暖かい小屋に入れてあげようと

持ち上げると

 

 

前回は大丈夫だったのに、この日は

嚙まれてしまい

撮影どころではなかったので画像はありませんが

給餌ポイントが血で汚れてしまうほど大量に出血してしまい

血が苦手なので気を失いそうでした

 

4本の牙が手に突き刺り

激痛と血が止まらず、凄い勢いで腫れ

熱が出てきてしまいました

 

すぐに血を絞りながら

水道水で洗い流し

マキロンでも洗い流し

絆創膏をしたのでなんとかなると思い

福島・被災地で活動するために移動しました

 

が、被災地の方傷口を見せたところ

直ぐに病院にいかないと危険だと」言われたため

いわき市救命救急医療センターに電話をしたところ緊急処置をしてもらうことに

 

 

病院につき診察してもらうと

やはり緊急処置が必要と言うことになり

 

 

4本の牙が刺さった傷口を

1つ1つこじ開け

念入りに消毒して薬剤を注入

破傷風の注射し

抗生剤3日分と痛み止めの処方してもらいました

 

 

噛まれると感染症をおこし

早い人だと翌日に亡くなる事もあるとお聞きし

直ぐに病院に行って良かったと

被災地の方が病院に行くようにアドバイスして下さった事に感謝しました

 

病院で処置を終え未だ麻酔が効いているから痛みは無かったので、活動を続けられると判断"あの子達"に「美味しいご飯」を届けるため急いで福島・被災地に戻りました。

 

※給餌日だけのご馳走「ウェットフード」とご褒美「焼きかつお」の

撮影を忘れてしまいました、すみません

 

活動の途中から麻酔が切れてしまったので痛みがあり

又ばい菌が入るのを防ぐ意味もあり

今回は片手で活動したので苦労しましたが…

 

今回も、応援ご支援してくださっている「皆さま」のお陰で

福島・被災地と夏井川氾濫決壊エリアの

全ての給餌ポイントに届け

"あの子達"の命を繋ぐ事が出来ました、ありがとうございます

 

ふたばちゃん」と「ととちゃん」のお墓は、今回も無事でした。

 

下矢印

 

下矢印

 

ふたばちゃん」と「ととちゃん」が眠る「双葉町」は

福島・被災地 (福島第一原発20キロ圏内) の中で最も

人を立ち入らせることを拒絶していた町で

帰還困難指示の解除も遅れているため

あの日のまま時が止まっている場所が多く残っているように感じます

 

これは、その双葉町」にあるとある幼稚園です

 

 

小さなバッグに 小さな靴

あの日から、9年と10か月が経ちますから

2011年3月に年長さんだった子は、高校1年生になる

その子達は、その当時のことを覚えているのか

いま、どうしているのか…

 

 

そうそう

今までは許可書がなければ通れなかった288号線

12月10日誰でも通行できるようになりました

 

 

 

 

 

解除されたエリアでも

家屋の解体が進み、あちこちにあの黒い袋の山が出来ています

 

この日は、左手を負傷してしまい片手で活動したので苦労しましたが夕方にはなんとか全ての給餌ポイントに給餌を終えられ、最後に危険な給餌ポイントに設置した捕獲器を確認しに行きました。

 

何か起こり"あの子達"が怯えて

近寄らなくなってしまった感が否めない、危険な給餌ポイント

 

前回、回収した定点カメラのSDカードには1回しか猫さんの姿が写っていなかった危険な給餌ポイントですから、捕獲器に入ってくれているのか不安で不安で仕方がありませんでした、が

 

 

1台だけでしたが、蓋が閉まって

猫さんが、入ってくれていました!

この子は、この「はちわれさん」ではありませんが

 

 

この子も、定点カメラに写っていた子でした

 

 

危険な給餌ポイントから無事に救い出せて

安堵して嬉しかったです

 

 

よく頑張ったね

もう大丈夫だよ、幸せになれるから

さあ、一緒に帰ろう

 

今回は、左手を負傷して痛みと発熱で苦しむ私を心配し

少しでも負担軽減できるようにと

いつもお世話になっている「Hさんご夫妻」が

ご自宅から100キロ以上も離れた

茨城県・友部までこの子を迎えに来てくださり

次の日に動物病院に連れていき初期医療処置をして下さいました

 

▲ご対面して早速ナデナデする「Hママさん

 

「Hママさん」、「Hパパさん」

ありがとうございます&宜しくお願い致します!!

 

なお、初期医療処置で通院が必要な

約1ヶ月間は「Hさんご夫妻」がお世話して下さり

 

その後は、今回初めて保護っ子さん預りボランティアさんになって下さる

Aさん」のもとで家猫レッスンをさせていただくことになりました

 

仮名小春 

エイズ・白血病共に陰性 保護時の推定年齢1~2歳

 

保護後、血液検査・避妊手術・ワクチン接種・検便・駆虫など初期医療処置済み飢餓状態で体重が2.9キロで、後左足に骨折した跡がありましたが

血液検査は、特に大きな問題はありませんでした

 

仮名は、今回初めて保護っ子預りボランティアさんになって下さるAさん」が

過酷な福島の地でディアママさんの捕獲器に入ったこと

小春ちゃんにとって寒い冬の中に“小さい春”みぃーつけた

わたしにとっても真冬に雪の中から

ひょっこり顔を出した可愛い新芽のような“小春”

との想いから、「小春」と命名して下さいました

 

小春ちゃん」は、心身ともに落ち着きましたら里親さま募集いたします。

 

 

 

「小春ちゃん」が

一日も早く健康になり心を開き

幸せになりますよう

応援を宜しくお願い致しますニコニコ

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

【ご報告とお礼】

小春ちゃん」の初期医療処置費用は、42,460円でした。

 

 

心はいつも一緒基金」を使わせて頂きましたました。

 

ご支援したくださった方々のお陰で

「小春ちゃん」に十分な医療処置をしてあげられました

ありがとうございました。

 

 

ただ…只今、保護っ子さんの医療費や飼育費などが膨らみ

活動費が厳しい状況になっています。

 

引き続きご支援のご協力いただけると助かります

何卒ご協力を宜しくお願い致します。

 

 

 

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