◆閲覧注意◆

 

本日は9年間も思い続け

やっと救出し、やっと埋葬してあげられた

1匹の猫さんについて綴ります

 

この子と出逢った時は、既に亡くなっていたため

亡骸の画像しかありません

 

普段は亡骸を載せることは避けていますが

この子の無念の死の叫び

福島原発事故犠牲になった多くの命の叫び代弁なので

今回は亡骸を載せさせていただきます

 

どうか最後までご覧ください。

 

 

この亡骸を見つけたのは2011年12月26日でした

 

福島原発事故の被ばくの恐れがあるため閉鎖されてしまった町

福島第一原発20キロ圏内(旧警戒区域)に

環境省の許可のもと立ち入った時に見つけました

 

壮絶な苦しみの中

ひとりで命を落としていったことが窺える亡骸を見つけ

傍に人がいることも忘れ号泣してしまいました

 

哀れで申し訳なくて

 

助けてあげることは出来なくとも

せめて土に還してあげたいと思いました

滞在時間が限られているので給餌をしてまわらなくてはならないため

その願いはかないませんでした、でも

 

必ず貴方を土に還してあげるから

誓うから待っていてね

 

その時は

今後も国の許可のもと警戒区域に立ち入れると信じていたから

そう約束しその場をあとにしました

 

しかし、立ち入りに関わる規則を2つの団体が破ったことを理由

それ以降は、被災動物救護活動のための立ち入りは禁止されてしまいました

 

※禁止事項は幾つかありましたか2つの団体が破った規則は

・報道関係者などを同行しない→堂々とカメラマンなどを連れて撮影していた

・動物の連れ出しは原則禁止→強行してヤギを連れ出した団体がいた

※ただ…たとえ規則を守っても何かしらの理由をつけて

今後は警戒区域に立ち入りをさせなかった可能性は大でした。

 

それ以降は、多くの被災者さんのご協力を得て

警戒区域に立ち入り"あの子達"救護活動は続けました

 

ただ、私は他の方だと3日間は掛かるエリアを

日の出前から深夜までのフルに1日かけて日帰りで活動し

全ての給餌ポイントを回っていたので

この子をずっと気にかけていましたがなかなか行けずにいました

 

そして、やっとこの子の所に次に行けたのが

約2年後の2013年11月23日でした

 

 

亡骸は、あの日のまま

野生動物に荒らされて亡骸は無くなってしまっているかもと心配しましたが

その場にありました

 

今度こそ埋葬をしてあげたいと思いましたが

 

この当時も行政が被災動物救護活動を認めてくれていなかったため

未だ未だ気配を消して活動しなくてはならず

かつその日はイレギュラーな活動方法で

他の方が運転する車で来ていたので埋葬してあげられませんでした

でも、私の気持ちは変わりませんでした

 

必ず貴方を土に還してあげるから

 

しかし、その後、この子がいる場所が

警戒区域の再編に伴い近寄れなくなってしまいました

 

その信じられない事態に絶望しましたが

それでも、いつか必ず土に還してあげたいと思い続けていました

 

そして…

 

 

この子の亡骸を見つけてから9年目

2020年4月26日

 

やっとその場から救い出せ

やっと埋葬をしてあげられました

 

 

そのチャンスは突然きて

限られた時間の中での救出だったため

慌ててしまいタオルを持って行かなかったので

亡骸は自身の服に包んで救出をしました

 

※ここからは、モノクロ画像にします※

 

 

その体は、完全にミイラ化し驚くほど軽く

でも、この子が味わった苦しみが痛いほど伝わってきました

 

 

 

 

 

どうして 誰も帰ってこないの

どうして 誰も助けに来てくれないの

どうして 死ななきゃならないの

 

この子は、亡くなってから9年も無人町で叫び続けていました

その叫びを届けるために今回はブログに亡骸を載せることにしました

 

この子の無念な死を

叫びを知って欲しい

 

福島原発事故福島・被災地には

このような死に方をした子達が沢山いたことを忘れないで

亡くなった子達の命を無かった事にして欲しくはないから…

 

 

この子を

やっと土に還してあげられました

 

壮絶な苦しみを味わった場所ではありますが

生まれ育った地に眠りたいはずなのでそこに埋葬してあげました

 

最期まで名もなき子では可哀想なので

この子が生きた場所にちなんで「ふたば」と名付け

 

 

ふたばちゃん」の生きざまに相応しい

可憐でいて生命力のある花で

花言葉は誠実・清純の

スノーポール』を添えてお墓を作りました

 

 

やっと土に還れたね

9年間も待たせて、ごめんね

でも、この9年間、ずっとふたばちゃんのこと想っていたんだよ

これでやっと安心して眠れる

ふたばちゃん、待ってくれてありがとう、安らかに…

 

 

※関連記事※

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