【1月27日の活動報告 (その1)】の続きです。
27日の福島・被災地は、前日降った雪が積もっていました。
この日は、無責任な人達に「耳カットされ見捨てられた5匹の猫さん達」の《緊急保護》を一緒にして下さることになった被災者の「●●さん」が早朝は無理とのことだったので、それまでは普段通りの各給餌ポイントを回り活動をしていきました。
給餌ポイントに続く足跡は"あの子達"の「生きている証」
裸足で雪の上を歩くなんて…どんなに寒かったことか
それでも空腹の苦しみに耐えられず
「美味しいご飯」を求めやって来たのだと思うと
可哀想で涙が止まりませんでした
朝晩は氷点下ですから「お水」は凍っていました
空気が乾燥していますから喉が渇くのに
"あの子達"はちゃんと水分補給が出来ているのか…心配です
頑張っている"あの子達"にご褒美の給餌日だけのご馳走「ウェットフード」は
もちろん熱々に温めて持参し届けました
今回も応援ご支援してくださっている「皆さま」のお陰で
全ての給餌ポイントに"あの子達"の命綱である「美味しいご飯」を
届けることが出来ました、ありがとうございます。
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午前中に「●●さん」が「耳カットされ見捨てられた5匹の猫さん」がいる場所に来れる時間になったので給餌活動を一旦止め《緊急保護》を決行しました。
前日までに電話でいくつか作戦を練っていたのですが…
4匹もしくは5匹が同時に現れるのか
バラバラに現れるのか
それによって保護の仕方が違ってくるので
当日の状況によってどの作戦でいくか決めることになっていました。
楢葉町につくと雪は解けていましたがやはり寒くてみんな無事なのかと心配していたら、4匹が一緒に居ました。
無事で嬉しかったのですが、「相談者さん」でも食べている時しか触れないとおっしゃってた子達なので、出来ることならバラバラで現れて欲しかったのですが…
でも、「●●さん」がこの1週間通いつめ「耳カットされ見捨てられた5匹の猫さん達」と信頼関係を築いてくれていましたから二人掛かりだったら何とかなるかもと思ったけど、保護するのに苦労しました。
まず最初に捕獲器を4台並べ、蓋は手で押さえ4匹が中に入ったら同時に蓋を閉めようと思ったのですが…
「キジ白さん」と「アメショウ調グレートラさん」と「モカ色の猫さん」が入ってくれたのですが、心無い人達のTNRの犠牲になった子達ですから捕獲器の怖さを知っているので全身で入ってくれませんでした。
で、「キジ白さん」と「アメショウ調グレートラさん」の腰を優しくちょっと押したら物凄い勢いで逃げてしまいました。
でも、余程お腹が空いていたのか「モカ色の猫さん」だけはまだ捕獲器の中のご飯を食べようとしていたので、(1匹の子だけが対象だったのでやりやすかったお陰で) 腰を押して捕獲器に全身が入ったので蓋を閉め無事に保護出来ました。
続いて、片方の前足の先がない「はちわれさん」が離れた場所にいたのでそこに特別なご飯が入った捕獲器を設置し、すぐに私は離れた場所に移動し入ってくれるのを待ちました。
その間、「●●さん」が比較的人馴れしていて食いしん坊の「キジ白さん」と「アメショウ調グレートラさん」の保護を試みてくださったり
「はちわれさん」の所に行かないように気を引いて下さったりしたので、本当に助かりました。
「はちわれさん」も無責任なTNRの犠牲になった子ですから、捕獲器を警戒してなかなか近寄ってくれませんでした。
でも、可愛そうですが前日からご飯を抜いていたので空腹に負けて時間はかかりましたが捕獲器に入ってくれ無事に保護出来ました。
その後「キジ白さん」と「アメショウ調グレートラさん」を洗濯ネットなどで保護を試みたのですが警戒していたので失敗は許されないため強行突破はせずに、捕獲器を複数設置し一旦私達はその場を離れることにしました。
「●●さん」と手分けして捕獲器を設置し回収もれがないようお互いに確認などしている間に2匹の姿が見当たらず捜していたら…
草むらで抱き合って 寝ていました
この時点で保護出来た「モカ色猫さん」と「はちわれさん」は、被災者の「●●さん」の被災地のご自宅に搬送し、恐い捕獲器からケージに移ってもらい休んでもらい事にしました。
「モカ色猫さん」は、耳カットされていて去勢済みでした
生きているのが不思議なほど
全身何処を見ても肉が付いていませんでした。
↓
「はちわれさん」も、痩せていて耳カットされていて避妊手術済みでした
気になっていたい左前足は、1本だけ爪が残っている状態でした
歩くのが大変だから姿を見せるのも遅かったんだと思います。
↓
よく頑張ったね、もう大丈夫だから安心してね
命の猶予があまり残っていないと思われる2匹を
無事に保護出来たことに感謝しました。
「はちわれさん」も「モカ色猫さん」もお腹を空かせているはずなのでケージの中に温かい「ウェットフード」を入れてあげて休んでもらうことにしました。
その後は、私は給餌活動の続きをし、「●●さん」は用事を済ませに、夕方の5時に現場で待ち合わせの約策をし解散しました。
捕獲器2台の蓋が閉まっているよ、早く来て!!
日が暮れはじめもう少しで5時になろうとしている時に、「●●さん」から電話が入ったので急いで現場に向かいました。
現場に着くと、蓋が閉まった捕獲器は既に車の方に移動してくださっていてましたので中を確認したところ…
いつも一人でいるので姿をなかなか見せないだろうから
保護は難しいと言われていた「白茶さん」と
仲良しな2匹のうちの1匹の
「キジ白さん」が入っていてくれいて
を 無事に保護出来ました !!
残るは仲良しな2匹の相方「アメショウ調グレートラさん」だけ。
日が暮れ暗くなってしまったので保護は困難かも。
でも、仲良しな2匹を離れ離れなんて出来ないし、1匹だけ取り残されたら海風が吹き付ける氷点下の中たったひとりでは凍え死んでしまう…
「アメショウ調グレートラさん」の命を諦めるなんて出来ませんでした。
だからと言って日が暮れてしまった暗闇をうろうろして探し続けると余計に怖がってしまうだろうから、未使用の捕獲器を設置していきました。
お願いだから ここに入って
もう普通に捕獲器に入ってくれるとは思えなかったので踏板を踏まなくても保護出来るよう色々と工夫し、祈りながら設置して行きました。
保護出来た「白茶さん」と「キジ白さん」も捕獲器からケージへと移ってもらいました。
「白茶さん」は、耳カットされていませんでしたが去勢済みでした
いつも一人だったのでご飯を取られなかったからかまるまると太っていました
「キジ白さん」は、耳カットされていて去勢済みでした
この子は、食べれていたそうなので見た目は健康そうでした
勇気を出して入ってくれて、ありがとう
2度と見捨てないから、安心してね
これで「はちわれさん」と「モカ色猫さん」と「白茶さん」と「キジ白さん」の4匹を保護出来ました。
残るは「アメショウ調グレートラさん」だけになりました。
(その3)に続く
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