大分県豊後高田市の
カウンセリング&小さな図書ルーム
こもれびの部屋 かわのみどりです。
繊細で気持ちの細やかな女性が
ありのままの自分を肯定し、
心の内側から幸せを
育てるお手伝いをしています。
＊＊
ここ数週間のコロナのあれこれで
「どうも疲れがたまっているみたい」
「なんだか、気力が出ない…」
そんな書きこみをされている人を見ました。
予想外の出来事が次々に起こり
状況は刻一刻と変わり
そのたび、感じ、考えることもあって
やることもたくさんあって
心の疲れを感じている方は
きっと多いと思います。
もともと、大きな変化や刺激が
苦手で、周りの雰囲気や人の気持ちに敏感な
HSP（繊細で敏感）タイプの方は
余計に辛く感じるでしょうし、
テレビを見ないようにしても
良い風に考えようとしても
やっぱり不安が…という方も
いらっしゃるでしょう。
（それを、「そんな風に感じたらいけない」と
自分で禁じると、心が苦しくなってしまうので、
「そうなんだね」と受け入れてあげてくださいね。）
＊
「元気や気力が出ない」
「何をするのもおっくう」と感じるときは、
心のエネルギーが
かなり減っているときです。
そういうときは
日々を過ごす上で、意識して
基準を緩めることを お勧めします。
十数年前、
わたしがうつ病のときに
医師から言われたことがあります。
「1日１つのことが、できたら丸です。
そのぐらいの感じで過ごしてください」
もともと、
自分に自信がなくて
がんばることと
それにより人に認められることを
支えに生きていたわたしは
「できない」自分がとても嫌でした。
病気になって
体も心も動かなくなっても やっぱり、
「あれもできない、これもできていない」
とできないことを数え、
「何で、良くならないんだろう…」と
しばらくは自分を責めてばかりいました。
そのときに、
「１つできれば、丸◎」という感覚を知れたことは
わたしを救ってくれました。
「今日は、起きられたから◎」
「窓を開けて、空気を入れ替えられたから◎」
「少しでも、ご飯が食べれたから◎」
「日記が1行書けたから◎」
「ゆっくり休めたから◎」
そんな風に、小さなことに
１つ１つ◎をつけていくうちに
少しずつ、少しずつ
体が楽になってきただけでなく、
毎日の中で、リラックスできる時間が増えました。
生きるのが楽になりました。
（ちなみに、わたしのその頃のお話はコチラから）
あの頃を思い出し、
今、しみじみ思うのです。
あのときに、もしも
「毎日早寝早起きして、３食きちんと食べて、
あれと、これをしなくてはいけない」
「半年後に仕事に復帰できるように
今月中にはこれができるようにならないと…」
なんて、がんばる思考を
そのまま続けていたら
きっとずーっと心は疲れたままで
病気はなかなか良くならなかっただろうなぁと。
少し話がそれましたが、
あなたがもし、今
元気や気力がなかなか出ないと感じているなら
それは、心のエネルギーが
切れはじめているということです。
無理にがんばろうとしないでください。
「いつも通り」できない自分を許してあげてください。
手を抜けるところは抜き、
人に甘えられることは甘えてください。
それをしていけば、
必ず、元気になります。
少しずつ、少しずつ楽になります。
そして、今よりもっと楽に、
誰かの力にもなれることでしょう。
昨日の昼ごはん。
お気に入りのパンにハンバーグをはさんだだけ。だけど、
外で食べたら、とってもおいしかった♪
＊
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