「本当はこの子、どう思ってるの?」
つい、そう心配になることはありませんか?
子どもの表面的な態度や言葉に、心配しなくても大丈夫。
子どもはちゃ~んと、自分自身で向き合う力を持っています。^^
こんにちは!長安知子です。
土曜日、学校帰りにテントを背負ってキャンプに向かった息子。
行く前は散々文句を言っていました。
「行くのめんどくさい。」
「途中から参加するのは嫌だ。」
「日曜は朝ゆっくり寝ていたいから参加したくない。」
そのくせ「行ってきま~す」は、いつもより元気で楽しそう。笑
子どもって「本当はそう思っていない」のに、わざと気が乗らないふりをしていることがあるなーって思うこと、ありませんか?
・照れくさい。
・気を引きたい。
・それほど嫌ではないけど、出来ればしなくて済むようにしたい。
その時により理由は様々なんですよね。^^
そんなとき私は、「そっかー。」といって聞くだけにとどめています。
そうすると、子どもは自分で自分の本当の気持ちと、無意識に対話しているように感じます。
「子どもは外には出さなくても、感じたことを昇華するために、自分自身と対話している。」
それをすっごく感じた出来事が以前にありました。
息子が小4、娘が小2の時に、読み聞かせをした時のこと。
その日選んだ一冊は
『いのちをいただく みいちゃんがお肉になる日』
とっても感動的な本で、読みながらも泣けてくるお話です。
あとがきには、こんな言葉が添えてありました。
「母親から命の力を分け与えてもらうことで、命は存在する」でも「その命をつないでいくためには、あらゆる命を殺生していただいていくしかありません。」
「子どもたちに伝わるかな?どうかな?」と思いながらも、一緒に泣いたり、しみじみとしたりすることを期待して読んでいた私。
ところが...
子どもたちは読み終わったらすぐ、全く違う話題を出し、大笑いしていました。
一瞬「あれ?」と思いましたが
「子どもたちは、どう対応していいかわからなかったのかも。
わざとおどけているのかも。きっと色々と感じたんだろうな。」
そう思い直して、そっとしておきました。
絵本 いのちをいただく みいちゃんがお肉になる日 (講談社の創作絵本)
1,512円
Amazon |
そして、一週間後の朝。
娘が黙って差し出した自主学習ノート。
そこには、『いのちをいただく みいちゃんがお肉になる日』の感想文が書かれていたんです!
一番いんしょうにのこったことは、牛が女の子のためにお肉になってあげたところです。
牛のやさしい心にかんどうしました。
わたしもこんなかんどうしてなきたくなるほどの本をかいてみたいです。
絵本を読んだあの時は、泣きたくなる気持ちを抑えて茶化していた…。
子どもなりに、ゆっくりと感情を昇華する時間を持っていたんですね。
感想文を見せてくれた日の夜は、ハンバーグを作りました。
娘は「これは牛さんの命」「これは豚さんの命」と言いながら、丁寧に練って、ハート形を作っていました。
絵本を読み終わった後、ふざけていた子どもたちを黙って見ていて良かったなと思います。
子どもの表面的な態度や言葉に心配する必要なんてない。
ちゃ~んと、自分自身で向き合う力を持っている。
それをそっと後押しして、心を成長させてくれるもの。
それが絵本なんですよね。^^
お子さんの心にも、ママの心にも残る、ステキな一冊との出会いがありますように♡
子どもの才能と考える力がグングン伸びる!絵本読み聞かせの魔法 長安知子でした。^^