俺は酒と煙草を愛する極めて不健康な暮らしを送る男。
「休肝日」という言葉は、新聞屋さんじゃあるまいし、我が辞書には載っていない。
タバコはニコチンとタールが多いものを好み、酒は辛口に徹する。
酒の中でも欠かせないのは、ビール。
日本酒、ワイン、ウィスキー、麦焼酎もその日の料理に合わせて飲むが、ビールは必ず飲む。
このビールの起源は、紀元前4000年頃のメソポタミア文明のシュメール人によって始められたと伝えられている。
それが紀元前3000年頃エジプトに伝わり、その後ギリシャ、ローマに広がり世界中で飲まれるようになったという歴史がある。
日本には1613年、長崎の平戸に入ってきたのが最初と言う記録がある。
1724年には8代将軍の徳川吉宗にも献上されたという。
この頃のビールは、現代の様な旨味は少なく、苦いだけで余り味が無かったという記録も残っている。
しかし、今、ビール愛好家たちは、6000年の歴史がある飲み物を愛飲していると考えれば、感慨深いものが有る。
そう思うのだが。
如風でした。