今年も新しい大河ドラマが始まった。
毎年、この主人公はブームに為るが、今年は紫式部。
源氏物語を書いた人で有名。
この源氏物語に出てくる言葉で、今とは全く違う意味の言葉が出てくる。
それは「有難」。
「ありがたし」と読んだ漢語。
この時の意味は、「ありえない」とか「世にも奇妙な」と言う意味で使われている。
そこから、在り得ない事を起すのは神仏であることから「ありがたくございます」と丁寧になり、感謝の言葉となった。
これを多用したのが、主君から褒美を貰った時に、精一杯の感謝の気持ちを表さなければ為らない武士達。
彼等の間で「有難き仕合せに存じます」が頻繁に使われて、後に庶民に広がった。
そう言う歴史があると、昔、何かの本で読んだ。
そんな事を、思い出した。
如風でした。