何時からだろうか?
男性の方も、~~”さん”と呼ぶようになったのは。
ガキの頃は、「君」だった。
「ちゃん」は、男女共に呼んだ”敬称”。
小学校の時、男子は「君」、女子は「さん」と出席を取られていた。
記憶を辿り、思い返してみた。
それは、中学の時だった。
部活に入り、先輩を「さん」付けで呼ぶように教えられた。
言い始める時に、微妙な違和感を感じながら、先輩の名を呼んだ記憶が有る。
そして1年が経ち、今度は呼ばれる立場に為った。
此の時ほど、違和感を感じた時は無かった。
ガキの頃から、一緒に遊んだ友達が、「ちゃん」から「さん」と呼ぶようになった。
照れ臭いと言うか、気恥しいと言うか。
「お前、何? どうした? 悪い物でも食ったのか?」
そう言いたくなった。
そうして「さん」が当たり前の様に定着し、「様」も使う様に為った社会人時代。
人は環境や接する相手に依って、様々な事が変化する。
進化も有れば、後退も有る。
後退する事が悪いわけではない。
一度後退しても、それ以上の進化をすれば良いだけだ。
変化を恐れては、何も始まらない。
他人がやらない事を恐れて居ては、進化は無い。
勇気の一歩を、踏み出そう。