聖書全編の中で、好きな言葉を一つ選べと言われたら、私は迷わずこれを選ぶ。

 

 「主なる神は生きておられる。」

 

古代ユダヤ人の決め台詞だったようです。

「主は生きている」「神は生きている」など、

旧約聖書に何度も出てくる言い回しです。

 

主なる神は、いま生きておられる。

 

神は永遠の存在者(the Divine Being)だから、

私たちは安心して神に頼り、もたれかかり、祈ることができる。

 

神はいま生きておられる実在者だからこそ、

神に愚痴をこぼし、悲しみをぶつけ、やり場のない怒りをぶちまけることができる。

旧約聖書『詩編』は神への祈りと愚痴の選集。

 

今回の新型コロナのような、

個人レベルでなんとかできるスケールではないトラブルも、

いま生きておられる神はすべてに最善の対処がおできになる。

 

誤解を招く表現かもしれないけれど、

主なる神は、災いの主、疫病の主でもある。

だからどんなに悲惨な状況にあっても、

主なる神にアンカーしている者は、神に全力ですがりつくことができる。

 

もちろん神は、私たちを苦しめて喜ぶサイコパスではないよ。

神の愛はあまりに大きすぎて私たちには理解不能ゆえ、

時には災厄をもたらすこともお許しになるのでしょう。

 (参考) 神の都合 > 人間の都合 … 神の恩恵を受け、神の不条理を受けいれる

 (参考) 「目覚めよと呼ぶ声が聞こえ」る気がする

 

新型コロナで、私がいま住んでいる兵庫県も、緊急事態宣言区域になりました。

といっても、無職ニートの私の生活は、まったく何も変わりませんが。

 

私はひきつづき神様に軟禁されながら、一般社会の半歩外側で、

お気楽な養生生活を続行するのみです。

 

そうして低みの見物をしている私は、あらためて思いました。

 

占い・おまじない・スピリチュアルなどは、神秘娯楽にすぎないんだなあと。

自己啓発もそう。

主なる神とはまったく比較にならない、オモチャだよ、やっぱり。

 

神秘娯楽がダメってことではなくて。

娯楽は娯楽の枠内でしか役に立たないってこと。

 

神秘娯楽に救いはない。

いざという時に頼れる杖ではないし、まして人生の足場とはなりえない。

 

世界レベルの疫病流行と、それに伴う各種混乱に対して、

ルーン文字が何かできるか?

タロットカードが助けてくれるか?

あんたの手相が誰かの役に立つか?

惑星Aと惑星Bの角度が、この事態を何とかしてくれるか?

陰陽道の護符が、ソロモンの魔法陣が、何かしてくれるか?

 

イザヤ書47章。

いつか取り上げたいと思いつつ、いろんな人の顔色が気になって、

真正面から書けなかったけど、今日やっと書ける。

 

占い、呪術、魔術、スピリチュアル等に頼っている者への警告。

 

 だが、災いがお前を襲うと

 それに対するまじないを知らず

 災難がふりかかっても、払いのけられない。

 思いもかけない時、突然、破滅がお前を襲う。

 まじないと呪文の数々をもって立ち向かえ。

 若い時から労して身につけたものが

 あるいは役に立ち

 それを追い払うことができるかもしれない。

 助言が多すぎて、お前は弱ってしまった。

 

 天にしるしを見る者、星によって占う者

 新月によってお前の運命を告げる者などを

 立ち向かわせ、お前を救わせてみよ。

 見よ、彼らはわらにすぎず、火が彼らを焼き尽くし

 炎の力から自分の命を救い出しえない。

 この火は体を温める炭火でも

 傍らに座るための火でもない。

 呪文を若い時から労して身につけ

 売り物としてきた者すら、この様だ。

 

 彼らはおのおの勝手に迷って行き

 お前を救う者はひとりもいない。

 

 ――旧約聖書 『イザヤ書』 47章11-15節

 

溺れる者は藁(わら)をもつかんで、藁ごと沈む。

火事を消そうとして藁をつかんで、自分も焼死する。

 

神秘娯楽は、そういう無力で虚しい藁です。

いざという時……神に剣を向けられているときには、

何の役にも立たないガラクタ。

 (参考) その日時は誰も知らない … エゴの世界が崩壊する日/私がルーン魔女活動をやめた理由

 

 呪文を若い時から労して身につけ

 売り物としてきた者すら、この様だ。

 

ふふ、私のことです。

笑ってる場合やないけど。

 

平常時の趣味としてやるのはいいと思うよ。

反社会的な内容でない限り、私たちはどんな趣味をもとうが自由だもの。

 

でも、主なる神に背を向けてまでやることではないな。

 

何か悩み事があるから、そこから救われたいから、

占い・スピリチュアル・自己啓発に首をつっこむんだよね?

 

そこから救われたいなら、必要なのは、キラキラ輝く藁じゃないでしょ。

悩みの沼から引き上げてくれる実在者を求めるべきでしょ。

 

ついでにいうと、宗教や哲学が人を救ってくれるのでもない。

宗教も哲学も人を救わない。

宗教の考究対象である神、主なる神のみが、

その御腕をもって私たちを導き、サルベージできる。

 

イザヤ書が言いたいのは、

占い・呪術・スピリチュアルをすると罰するぞ!じゃないです。

 

それらが虚しい娯楽でしかないことを認めて、

主なる神に立ち返りましょうってことです。

干からびた藁をつかむんじゃなくて、

いま生きておられる神の手をつかめ

という勧めです。

 

私が実用ルーン占いのブログ記事と書籍販売をとりさげないのは、

神様がそのまま置いておけと言ってくれているからです。

神との関係を見直すとっかかりとして使えるからでしょうね。

 

ルーン占いの何かを検索して、たまたま私のブログに来た人は、

私がキリスト者になっている記事を見て、困惑すると思うのです。

「えっ、この人、ルーン占いやめて宗教馬鹿になったの?」とかね(笑)

それですぐに私のブログ画面を閉じた人もたくさんいるでしょう。

 

でも、中には、何かを感じて、

そのまま神と聖書関連の記事を読んでくれてる人もいる。

ありがとうございます。

 

最初のきっかけはルーン占いの検索だったとしても、

それを通じて私のブログに来て、

聖書ブログ内容を自分事として考えてくれたらいい。

本物の神様に助けてほしいという魂のニーズを持っている人が、

この聖書ブログを発見しやすいように、ルーン占いの記事をそのまま残してます。

 

私のブログ内、過去のルーン占い・スピリチュアル記事と、

今の聖書記事を比較してもらったらいい。

霊的クオリティがぜんぜん違うから。

そういうところからも、本物の神の息吹を感じ取ってもらえれば本望です。

 

旧約聖書では、占い・呪術・魔術をする奴は死罪って恐ろしいこと書いてるけど。

まあたしかに、私のルーン魔女というペルソナは蒸発して消えてしまったけれど。

 

神様は、ルーン魔女を辞めた私の心身を休めるのに十二分すぎる時間と兵糧でもって、

私を安全に軟禁してくださっています。

今は聖書をがっつり読んで神と語る以外に何もやることがありません。

愛にあふれる禁固刑ですねえ。

 

だから今、占いやスピリチュアル事をやめようか迷っている人は、

安心して神に投降して大丈夫ですよ。

とことん迷って悩んで、自分で納得できる選択をしてほしいです。

 

神はあなたを罰しない。

罰する代わりに、あなたの魂に必要なケアをたっぷり与えてくれる。

ケアの内容は、人間的には不本意な内容だったりするけれど(笑)

 

 

この緊急事態にあたっては、医療従事者はじめ、

大きな負担がかかっている人々の健康と生活すべてが、

いま生きておられる神の御手に支えられていると信じています。

 

神を無視して、自分の人間力でがんばると、いつか必ず限界がきて折れます。

いま苦境にある人が、神を受けいれて、神に助けを祈ることができますように。

 (参考) 天職(calling)がハード過ぎて挫折した場合 … 休暇をとって、神の静かな声を聞こう。

 (参考) 神にSOSを求めるのだ … 「神様助けて」の一言から神との関係が始まる

 

アルハムドリッラー、神に称えあれ。

 

 

 

※ 記事中の聖句引用元/日本聖書協会『新共同訳聖書』
 
※イエスキリストの純粋な福音を知りたい人には、
 『キリスト教放送局 FEBC』をお勧めします。
 
■ 「神と聖書と日ユ同祖論」 記事一覧&リンク →こちら

 

***************************

※このブログのコメントは承認制です。
ブログチェックのタイミングにより、
コメントの反映・返信が2,3日後になる場合もあります。
土日は休みです。


***************************

本ルーン魔女KAZのホームページ/著書一覧は こちら

本 無料WEBコミック雑誌てんてる …… KAZの著書の版元さんが運営しています☆
無料WEBコミック雑誌てんてる