珍しくまじめに・・・・・ | つまづいても 犬たちとのエブリデイ

つまづいても 犬たちとのエブリデイ

ひとりの やや元気すぎるおばちゃん訓練士の、ドタバタな日々のブログです。

今日は 珍しく真面目に訓練の事など書いてみましょうか・・・・・・。


時々は 自分が訓練士だということを思い出さないといけませんからな・・・ガハハ大笑いバロン


今どきの・・・というか たぶんずっと前からだと思うけど 訓練の理想は体罰など加えず 褒めて 褒めて進めるのが理想・・・・なのかもしれません。


でも実際はどうかというと、

結論から言えば 体罰が必要な犬もいます。とことんまで犬を追いつめる訓練をしたことが無い人には想像が付かないかも知れないけれど 実際 必要な犬はいるのです。


でも 理想は 体罰 などは使わず訓練を入れられれば それにこしたことはありません。


昨今は いろいろな問題を抱えて私達の所に相談にみえる方がたくさんいらっしゃいますが 概ね飼い主さんの犬に対する無知が引き起こす問題行動が多いと思います。

生まれて2ヶ月くらいで(新しい飼い主の元に来る頃ですね) 正しい主従関係を作り始め、正しい方向へと導くトレーニングをすれば ほぼ100%に近い犬が体罰など加えずにいい子になると思います。


でも ほとんどの飼い主さんが 自分の犬の問題に気が付く・・・・というか 問題視するようになるのは犬が2歳~3歳になってからです。

そうなってからの矯正は その問題行動の質・原因によって時間が恐ろしいほどかかります。

中には 大きな勘違いも甚だしい個体も居るわけです。原因を追及し 思い違いを正していくのですが その段階の中で どうしても犬と喧嘩をし 勝たなくてはならない場面に遭遇することがあります。

そんな時に いわゆる 体罰 を使うことも必要になることがあると言うことです。


体罰の中には スパイクチョークを使うこともあります。鞭を当てることもあります。


知らずに見ている人には 虐待に見えるかも知れません。


ここで大事なのは その訓練をしている人間の頭の中が 冷静でなくてはならないということです。

感情的に叩いたりしていたら それは いじめ・虐待 です。しかし 冷静に犬の心理を読みながら 犬の次の行動を予測し 対処していくことが大事なのです。


ですから 訓練の中で 叱る という訓練は1番難しいのです。


しかし 褒める 事だけを主体とした訓練方法を選んだ場合でも 知らず知らずのうちに体罰とはいかなくても強制を使っている・・・・ということに気づいていない人もいます。

褒めそやしているだけでは 犬は良い方向へは進んでいきません。


褒めることを主体としていても 犬のその時々の心理を読めなければダメなのです。

ですから 訓練の教本などを読んでも本の通りには犬がいい子にならないというのは当たり前のことです。


訓練というのは 感覚 が非常に大事です。

感覚 というのは 瞬時に犬の心理を読む ということです。


それができるのがプロです。


たくさんの経験を積み たくさんの引き出しを持っているということがプロとして求められることなのだと 私は思っています。


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あららぁ~


なんか 偉そうな事書いちゃいましたわ。


まっ たまの事だと 見逃してやってください笑うシェルティ