犬 それぞれ | つまづいても 犬たちとのエブリデイ

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ひとりの やや元気すぎるおばちゃん訓練士の、ドタバタな日々のブログです。

皆さんご存じの事でしょうが、私の所は訓練所なので電話なり直接来所なりでの訓練相談が頻繁にあります。

昨日 新しくビションフリーゼの男の子が訓練入所しました。

彼は私がお世話をさせていただいて今のオーナーさんの元へと行きましたが、1歳を過ぎた頃より自分を主張するようになってきたとのことで相談を受けました。

実際に犬を観察してみると 非常に性格も良く、飼い主さんも犬に遠慮している様子も見えませんでした。・・が、お家(テリトリー)では 少し強引な事をすると威嚇をしてくるとのことでした。

原因は簡単に言えば 『可愛がりすぎ』 です。どの飼い主さんも自分の犬を可愛がり・愛するのは当たり前のことなのですが、間違った可愛がり方をしている事が多いのです。

飼い主さんは犬に対しての思いやりのつもりで接した事を 犬は違う意味に捉え学習をしてしまい、その積み重ねが ある日突然 表面に出てくる(本当はその兆しはそれ以前に出ているはず)のです。

知らず知らずのうちに 飼い主さん自身が困った犬に作り上げているのです。

その 困った行動を顕著に表すのが 日本犬 です。

一般的に飼育頭数の多いのは柴犬ですが、柴犬の訓練相談でダントツに多いのは 噛み癖 です。

もう 癖 という表現では収まらない状態になってから相談されるケースがとても多いです。

柴犬は昔から日本人に馴染みのある犬種でもあり、サイズ・手入れのし易さなどから犬を選ぶときにチョイスされやすいのかもしれません。彼らの場合、気質として本当のリーダーにしか心を許さないという子が多いのですが、(これが日本犬の魅力でもあるのですが)先に書いたような 間違った接し方をすると本当に扱いづらい犬になってしまうのです。

以前にもジョイ・ナナという2頭の事を書きましたが、この問題行動を治して行くには長い時間を要します。

犬にとっての 正しいリーダー になることが こういった問題行動を起こす犬を作らない為に1番大切なことだと思います。



話は違いますが・・・

お陰様で 今日 妹が退院しました。

術後の痛み止めの後遺症で左足の麻痺があり、杖を使わなければならない状態ではありますが 今後は外来で治療をしていくことになります。

まだまだ 病気との闘いは続く事になりそうですが、何事も前向きに捉え妹をサポートしていかなければと思います。

ご心配をいただいた皆様 ありがとうございました。