アキの話 2 | つまづいても 犬たちとのエブリデイ

つまづいても 犬たちとのエブリデイ

ひとりの やや元気すぎるおばちゃん訓練士の、ドタバタな日々のブログです。

アキのようなケースの場合、かなり しっかりとリーダーシップを取れなければ逆効果になってしまう。犬に・・お前はボスじゃない・・・と伝える作業は ある意味 人間流 を捨てなければ伝わりずらいことがある。アキは究極だった。始めは新オーナーもおっかなびっくりだったと思うが、必死に努力をしてくれた。主に しっかり叱る事 と じんわり褒める事 の繰り返しだった。基本訓練は入っていたので 形は犬もわかっていたのだが、犬のわがままが出た時に飼い主が明確に拒否できるかという事が最も大事だった。新オーナーは本当に頑張った。普段の散歩の時も 生活の中でもその部分を曲げずにやり通した。結果、アキは生まれ変わった。目が優しくなり 子供が少々しつこくかまっても忍耐強くがまんできる優しい犬になった。正直、私もここまで変わるとは思わなかったので驚いた。飼い主も喜んでいた。私も嬉しかった。・・・アキィィ・・・と声をかけると笑顔で尻尾を振って来てくれた。体中をモミモミしてもニコニコしている。ちょっと前の猛犬アキからは想像もできない。

飼い主は・・先生、嬉しい!私はアキが本当に可愛い!もし 又 私と同じように悩んでいる飼い主が居たら 私とアキの事を話して励ましてあげて!・・・と言った。

アキのケースは教える側の私にも改めて大切なことを教えてくれたと思う。犬の心理を読む努力をする大切さ・飼い主にそれを理解してもらう大切さ。そういう努力をすれば飼い主も 犬も幸せになるんだと アキが教えてくれた。

その後のアキは 迷い犬のミドリとも仲良く、家族に愛されて暮らしている。


にひひ今日のgucciにひひ

今日ではなく昨日の私は 久しぶりに中学の時の同級生と会いランチをした。お互いにそれなりに歳を重ねたが、心はあの頃にタイムスリップし おしゃべりに花が咲いた。いつも車での移動が多いので 電車に乗るととても疲れた。切符の買い方もままならないときたもんだ。でも 電車って速いね。東京まであっという間だった。

犬と関係ない人達とも時々話すのも 新鮮だった。