●大人じゃなくてもできる! ひとの役に立つ活動 レポ | 育てにくい子どもとのかかわり方のヒント ~臨床心理士監修*不登校・発達障害子育てに役立つ「4つのミカタ」~

育てにくい子どもとのかかわり方のヒント ~臨床心理士監修*不登校・発達障害子育てに役立つ「4つのミカタ」~

不登校や発達障害に悩む保護者様に向けて、支援経験20年以上の臨床心理士団体”子どものミカタプロジェクト”が考案した「4つのミカタ」で、対応に悩む子どもへのかかわり方を解説。不安や心配は今日で卒業!お子様や自分の素晴らしさに気づき、成長を引き出す子育てへ!

 


コロナ禍しかり、
何が起こるかわからない
変化の激しい時代を生きる私たち… 

そんな中でも豊かに幸せに暮らすには、
変化を受け止め、
未来を主体的に切り拓く力を
はぐくむことが大切
だと考えます。

このような想いから、
「子どもが、何かやりたい!」と思った時、
彼らに一番たりない

「資金面」での支援をしよう!
という動きが、
塩尻市の市民有志で立ち上がりました。

地域のために、

主体的に行動する子どもを発掘、応援する

「信州こども自主活動応援基金」
(愛称・げんすけファンド)

 

 

昨日、2022年2月13日、

このファンドの周知もかねた

キックオフイベントが開催されました。


地域や学校の課題に対して、
自分達の力で、その課題を解決する
行動を起こした体験をきくことで、

そうした思いを持つ子ども達が、
「自分たちも何かやってみよう!」と
勇気づけられたり、


また、彼らの体験談から
私達は「想いをもって行動したい子ども達」に
どんな支援をすればよいのかを考えられたら…

 

そんな思い出企画されたイベントです。

 

というわけで、本日は、

イベントレポートをしたいと思います^^

 

 

総勢31名が参加!

 

 

コロナ禍での開催とあって、
基本的には、

オンラインでの開催となりましたが、
会場にかけつけてくれた

参加者もおりました。


配信会場の塩尻市えんぱーくには、
子ども~大人までの参加者、スタッフ、
3社の新聞社さんからの記者さんあわせて、
総勢31名がご参加くださいました。

 

(▲オンライン参加者/顔出しOKの方のみ)

 

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(▲配信会場/塩尻市えんぱーく イベントホールにて)

 

 

~前半~子どもたちの体験発表

 

前半は、自らの想いで、
主体的に活動を起こしてきた
3名の子どもたちの体験発表

彼らが、どのような理由で
自らの活動を立ち上げ、
どんな課題にぶつかり、
それをどのように解決してきたのか、

発表してもらいました。


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仲間と一緒に

何かを創り出す楽しさを共有したい!
 

そんな想いで、
プログラミング教室や、
オンライン人狼企画をしている
上間ともきさん

>>ともきさんが企画するオンライン人狼詳細



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コロナ禍での、制限のなる毎日の中でも、
できることをできるように!
合言葉に、
コロナ禍ならではの児童会行事を考案し、
先生たちと運営してきた 岩崎唯人さん


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スウェーデンの環境活動家グレタさんに触発され、
地球環境のために危機感だけでなく、
具体的な行動を起こし、社会を変えたい!という想いで、
Z世代に向けての
エシカル商品の普及啓発活動を通して、
社会を変えたいと活動している
加藤あすみさん

>>あすみさんが運営するウェブサイト「エシテリア」

3人とも、スライドをしっかり作り上げ、
決められた時間内で、
端的に活動を発表してくれるようすから、
参加者からのチャットも盛り上がりました。


「仲間をつくる」に至るところがすごい!

「ステイホームだけど、
オンラインに頼らない方法を考えた結果、
テレビメディアの利用につなげたのですね!」

「自分のであった社会課題を行動につなげるって、
大人にはなかなかできないこと。すばらしい!」


などなど、
チャットにたくさんの

書きこみがありました。

子どもたちの体験に根差した発表は、
聞くものに思わず賞賛を伝えたくなるほど、
力のあるものでした。

質問もたくさん出て、
大変盛り上がりを見せた

3名の体験発表となりました。

 

 

~後半~主体的な想いを持つ子ども達にどんな支援があればよい?

 

5分の休憩をはさみ、
後半は、
こうした思いをもった子どもを支援するのに、
どんなことがあればよいのか?

という問いを考えるために、
3名の発表者さんに、
こんな質問をさせていただきました。

【質問1】やりたいを実現するために必要なチカラは?

【質問2】やりたい!を実現するために役立ったまわりのサポートは?



【質問1】に対する3人の答えは・・・

上間くん
やりたい!をイメージしたり、考えるちから

 

岩崎くん
→ともきくんのやりたいことを明確にする、
はすごく大事なので、

それがあったうえで付け加えると、
 

①人とのコミュニケーション力が大事
(関係者とのやりとり、プレゼンなど)
②情報の整理力

(情報を整理して、仲間にわかりやすく伝えること)

加藤さん
行動力がすごいといわれることが多いが、
とりあえず、何か行動してみることが大事。
行動を起こす前に結果はわからないが、
何かしないと状況が変わらないと思うので、
少しでも行動を起こしてみることが大事。


という返答でした。


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(質問に答える上間くん)

 

ついで、【質問2】については、

上間君
→やりたい!というイメージをかためて、
こうしたい!と動き出すと、
なぜか不思議と手伝ってくれる人が現れること。
その人たちは、
ぼくが実現したいことを否定せずに理解してくれ、
ぼくだけではできないことをてつだってくれたり、
持っていないものを貸してくれたりしました。


岩崎君
→パソコンは扱えなかったので、
大人(先生たちや親)に助けてもらった。
当時は、パワポでスライドを作るとか、
パソコンスキルはゼロだったけど、
今はある程度いじれるようになった。


また、大人の持つネットワークも助かった。
何かイベントを周知したり、
集会のチラシを配る時に、
先生に協力してもらえたことが大きかった。
自分だけではネットワークが小さいのが、
手伝ってもらうことで
大きなネットワークにつながった。
手伝ってもらってよかった。

加藤さん
スナバ(※1)
の方に助けてもらったのが大きかった。
例えば、ウェブサイト作成は大変。
自分でもよくやったと思う。
サーバーの契約、ドメインどうするか、
いろいろ考えなくちゃいけないことがあるし、
言葉だけでも難しい。
それを、専門知識を持ってる人に
助けてもらった。

また、機会や人脈を
与えてもらえたのも大きかった。

高校の先生にも活動を応援してもらったり、
親も活動に理解を示してくれたりした。
メンタルの面で、
まわりに応援してくれる人がいるのは、
活動のモチベーションを保つうえで役立った。

===
※1 シビックイノベーション拠点「スナバ」

塩尻市が運営するコワーキングスペース
>>詳細リンクこちら

===

 

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(▲質問に答える岩崎君)


子どもたちからの返答は、
本当にその通りだなぁと、
大人たちから共感の書きこみが
続々ありました。

また、これらの質問をきいて、
フロアからこんな質問も!

ずばり!!

【自分のことは好きですか?】

自己肯定感が低いという
日本の子どもたちの現状を背景にした
ご質問でした。

この質問に関して、

上間くん
嫌いじゃないかな

岩崎君
自分を好きでいたいなと思っている。
もっとコミュニケーション力を高めたい!
そんな風に思って、
好きになるのが大事かなと思います。


加藤さん
→自己肯定感が高いか低いかは

わからないけれど、
自分に足りないところはあるし、
成長できるものはたくさんあると思っているけど、
それで自分はダメだという感じはない。


さらに、参加者から、


【もし、目の前に自分なんか何にもできないと
嘆いている友達がいたらなんと声をかけますか?】


こんな質問が続きます。
これに対しては、

高校生の加藤さんが、

「一緒に何かやってみようよ!」
と誘って、
成功体験を作ってみたい


と答えてくれました。


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(▲質問に答える加藤さん)

 

 

イベント自体が大きく盛り上がり
だんだん時間が迫る中、
最後に、1つ。

【何かしたい!と思った時、
こんなサポートがあったらいいなと
思うものはなんですか?】


上間くん
→相談にのってくれる人や機会が
あったらいいなぁと思います。


岩崎君
→児童会でできなかった企画。
地域の人と花を植えることはできなかった。
地域での企画=子どもにしては
大きいネットワークがなくて、できず。
大人=先生方にいって、
地域の人と話す機会を
作ってもらえたらよかったかな

と思います。

大人が持っているネットワーク、
子どもとはけた違いに大きい。
役立つと思う。

あと、パソコン強い人がネットワークを
作ってくれてもよかったかなと思います。
スナバ行ったことないけど、行ってみたい。
協力してくれる大人と出会えたら嬉しい。


加藤さん
校外に何かする機会が
身近にあるといいなと思います。

日本はそういう機会が少ない。
学校の友達には、
学校外の活動を言っていないので。
学校を超えた取り組みができる機会を
増やして身近なものにしていってほしい。

 

 

子ども達の答えは、
活動をしてきたからこそたどりついた
説得力のあるものでした。

チャットのコメントには

「わたしにも、
何かできることがあると思いますので、
お手伝いしたいです!」


といったコメントもありましたが、
それくらい、聞く人たちをかきたてる

パワーがありました。

 

 

最後は、げんすけファンドのPRタイム

 

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こんな風に盛り上がったイベントでしたが、
最後に、
信州ファンドレイジングチーム代表
吉國さんから、
げんすけファンドの説明タイム!

どんな条件のもとに、

どんな支援が得られるのか、

具体的に説明していただきました。

 

ここでいったん

イベント自体は終了となりましたが、
その後も、

30分ほど交流タイムということで、
参加者同士で思いを語りあう時間をつくりました。

参加してくれた高校生さんが、
自分のやりたい活動イメージを
シェアしてくれたり、

子どもたちを応援したい思いを持つ
大人の参加者さんから、
思い描いている支援イメージを伝えるなど、
こちらも盛り上がりました。

会場では、3社からの取材を
吉國さんが受けておりました。

また、記事が掲載されましたら、

ご報告したいと思います。

 

 

わたし自身、

子どもたちの質疑の内容に、
子ども達の主体性をはぐくむヒントが
たくさんあると感じ、

とても大きな学びをいただきました。

その件については、
また、記事を改めて想いを綴りたいと思います。

 

 

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なお、子どもたちの自主活動を応援する

げんすけファンド

 

地域や誰かのために、

何かしてみたい!

 

そんな子ども達のための

ファンドの説明・相談会が

2月27日と3月13日に

開催されます。

 

興味がある方、まずは、

話しだけでも聞いてみませんか?

 

私も、相談係として、携わっております^^

 

 

 

>>げんすけファンドHPも鋭意準備中!<<

 

 

最後までお読みいただき、

ありがとうございました。

 

あなたのますますの幸せを

祈っておりますラブラブ

 

 

子ども達の話よかった!という方、

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