先日から、西洋占星術の未来予測法の「トランジット」について書いています。
前回は、出生時（Natal＝N）の月・太陽×トランジット（＝T）天王星の組み合わせについて書きました。
今回は、出生時（Natal＝N）の月・太陽×トランジット（＝T）海王星の組み合わせについて書いていきます。
海王星は、プラス面としては夢や理想・インスピレーションをもたらしてくれるなどの作用があります。
また、マイナス面としては誘惑や幻想、非現実的な夢想や妄想を起こしやすくなるなどの作用があります。
出生時の天体とトランジットの海王星でアスペクトができると、イージーの場合は出生時の天体にプラスの作用、ハードの場合は出生時の天体にマイナスの作用が働きやすくなります。
《参考記事》
（N）月×（T）海王星
（N）月×（T）海王星の間にアスペクトができると、月＝感情や情緒、あるいは潜在意識に上記の海王星の働きが加わります。
《参考記事》
感受性が高まる時で、イージー特に120°の時は、直感やインスピレーションが冴え渡り、見えない世界からの情報をキャッチしやすいなど、そういった感度も高まる時期だと個人的には感じています。
そういった好機を利用して、直感力やインスピレーションをより磨き、これからの人生に役立ちそうな技を身に着けてもいいかもしれません。
今現在私は、（N）月×（T）海王星が120°となっていますが、実際インスピレーションが冴えるようになったと感じていますし、この好機を利用してタロットカードを学びましたが人生の力強い味方の一つにできていると感じています。
一方で、ハードの時は、現実と空想の世界の境界線がとても曖昧になりやすい時期。
ナーバスになりやすく、感情面や内面、私生活でとても注意を要する時期と言えます。
正常な感性や感覚が働きにくくなったり判断能力が鈍くなったり、あるいは誇大妄想を抱きやすい時期なので、月の場合は、思考や内面で感じることに特に注意をした方がいいでしょう。
私生活で関わる人に惑わされないよう、そのあたりに注意を払うのも大事です。
（N）太陽×（T）海王星
（N）太陽×（T）海王星の間にアスペクトができると、人生や生きることに海王星の作用が働きます。
《参考記事》
イージーの時は、大きな夢やヴィジョンを抱きやすく、それらを夢中になって追いかけることができるでしょう。
人生における夢や理想を実現しやすい時期なので、この好機に乗ることが大事です。
一方でハードの時は、こちらも誇大妄想を抱きやすかったり、進むべき方向が見えなくなったりしやすいです。
アルコールや薬物など、現実逃避する危険性もある時期です。
海王星がマイナスに働くと、現実を見失わせられやすいです。
なので、この時期の、人生における重要な決断（転職・結婚・離婚など）をすることも過去に決断したことを実行に移すことも、通常時以上に慎重さが必要です。
総じて、月であれ太陽であれ、海王星とのハードアスペクトの時期には「注意が必要」ということが言えます。
《参考記事》
次回の完結編で、抗えない強制力をもつ最強の天体、出生時の月・太陽×トランジットの冥王星について書いています。
【未来予測法～トランジット～シリーズ】
③出生時の月・太陽×T海王星