こんにちは。恋愛心理研究所所長、犯罪を犯した人やそのご家族からの相談を受けることもある、安藤房子です。
狭いワンルームに、9人もの頭部が保管されていて逮捕された20代の男性。この男性は、いったいどんな恋を・・・いえ、もっと言えば、どんな性的嗜好を持っているのでしょうね。連日テレビで流れていますが、結局私にも、よくわかりません。
ここまで猟奇的な犯罪を犯した方のカウンセリングをしたことはありませんが、ある程度の犯罪をした人のカウンセリングや、心を痛めている、犯罪者の家族の方のカウンセリングをしたことも、たくさんあります。
メールや電話、対面カウンセリング。どのカウンセリングでも感じることですが、犯罪者のご家族が「変な人」なんてこともないんですよね。いわゆる「一般的な穏やかな人」。
いえ、もちろん中にはいらっしゃいますよ。かなり取り乱していたり、かなりヒステリックな人も。
でも、多くの人は、そうではないのです。
「子供が犯罪を犯して辛い。私の育て方が悪かったんだ」
「子供が犯罪者ということで、周囲の知人たちから追いつめられている」
そんなお話を聞いていると、こちらも辛くなってきます。
人格形成って、難しいですね。
そして、人格って、育てられ方=環境、も、ありますが、その個人が生まれもっている性質もあるように感じます。
同じようなストレスある環境で育っても、まっとうな人になる場合もある。人生を転落していく人もいる。
たぶん、
「ひとつの結論」
なんてないのだと思います。
さまざまな人が混在する、この世の中。誰かを殺したり、殺されたり、自殺したり。そういうことのない世の中がくればいいなあと思います。
安藤房子でした。