皆様お馴染みのジュクコ先生こと長谷川智也氏のブログで、新課程(現在の高2以降)の数学について言及されているので、リブログさせていただいた上で、自分の思うところを述べたいと思います。




数学が得意は、正義!

先に表題の元ネタを紹介しておきます。元ネタはインターネットの世界でよく使われる「かわいいは、正義!」です。これの男性版は「イケメン無罪」。「美男美女」は得する技能です(羨ましい(笑))!!


かわいいは正義


最初から話が脱線しましたが、数学の話に戻ります。新課程の大学入試(2025年の1-3月入試)から、文系でも数学Cが必要になります。

大学入試において、これまでも「数学が得意は正義」、つまり数学ができることが大学入試でかなり有利であることは、このブログでもたびたび述べています。難関と呼ばれる国立大学では今でも文系学部も数学が必須です。そして新課程から文系の数学でやることが増えるので、ますます「数学の実力差」が合否に関わってくる、と言えます。


数学こそが正義

いい時代になったものだ

(北斗の拳、シンのマネ)


難関国立大学に行きたかったら数学の勉強は嫌がらずにやりましょう、としか言いようがありません。

ジュクコ先生がブログで懸念されているように、国立大学受験での中高一貫校の優位がますます拡大するのは間違いないでしょう。社会全体を考えた時、自分もそれが良いことだとは思いません。
天才・神童系は放置プレイしとけばいいとして(笑)、そこまでのポテンシャルはない公立中高組の生徒が「大学受験までに数学が間に合わない」は今までもよくあることです。「浪人上等」な家庭の生徒は良いとしても、浪人するお金がなかったり、浪人回避が優先される家庭だと「チャレンジせず現役で合格できる大学」になってしまいます。

この対策としては、薄っぺらい中学の内容をやっているうちに高校の数学を進める、なのですが、公立中学で「できる生徒」に数学の先取り学習をやったら、平等の意味を履き違えたクレーマーが湧いてくるのは目に見えているので、やらないでしょう。

低レベルな公立の教育に足を引っ張られるのは、裕福でない、最上位ではない上位層、というのは昔も今も変わっていないことなのかもしれません。