(1)技術を受け入れられない輩たち
業務効率化を進めていくのに、使える技術・機器は必要。
単純にこれで済んでしまう話である。
私はケアマネになって最初に買ったのはノートパソコンとスキャナーである。特にスキャナーは役に立った。受給者証や病院からの書類、その他コピーして持っておいた方がよいと思ったものはそれでデータ保存した。多くのケアマネが受給者証を預かって、どこかでコピーしてさらに利用者に返却してという手間をかけている中で、私はスキャンして終わり。事業所で必要であればFAXで送らず、メールで送る。これもデータで保存しているから出来る。
だから事務作業などにおいて業務効率化を図るのは必要だ。おそらくこれを理解していない人が多い。何でも手作業が良いと思うのかもしれないが、下らない時間の使い方をするのであれば、お金を払ってでも人に任せた方がよいという事もある。
個人的な話だが、私は自分の会社を作って20年以上たつ。最初の頃は法人の決算も自分で作っていたが、知識のない状態で行うのは非効率だ。だから最近は税理士に任せている。つまり決算の時期に頭を悩ますことが無くなった。
勿論、費用は掛かるが、決算書作成の時間を考えれば妥当だと思っている。
(2)所詮、ケアプランなんか
だからケアプランもAI技術でさっさと作れるならそれで良い。
ハッキリ言って申し訳ないが、手作りで作るケアプランとAIで作るケアプランとどれだけ差が出るかという事だ。それとも自分で作るケアプランがAIにも勝る素晴らしいものだという事で、AIよりも利用者や家族に利益に資するというのであれば、どうぞ手作業でお作り下さいというだけである。
まあ、AIで作っても手直し出来るのであればそれで良いじゃんと思うだけなのだけど。
ここでのコメントで個人情報というのを問題にする人やケアマネの意思が反映されるか、という事を言っている人もいたけど実にくだらない。そういう人は個人情報の何たるかを分かって問題提起しているのではなく、ただ批判したいだけの人である。
そもそもケアプランの質ってなんですか?という事である。
利用者や家族にとってはどんなプランでもサービスを導入することによって救われるものである。もっとこうすれば良かったという反省は後に出て来るかもしれないが、その時はそういう答えが最適解であったはずである。それはおそらくAIが作ったところでそうは変わらない。
つまりケアプランなんてそんなものだという事。自分のケアプランがAIよりも利用者の利益になるというのであれば、是非そのプランとやらを見せていただきたい。勿論、AIが作ったものと比較してとなるのが。
(3)結局は利用者の利益につながるか
当たり前のことだが、メーカーも個人情報など法律的な問題はクリアした状態で製品をリリースしている。だから安心して使って良いだろうし、それでも心配だというなら時間をかけて手作業すれば良い。
しかしケアマネの大変さを語るのに事務作業の煩雑さやケアプラン作成に時間がかかるなどの結果があったと思う。その非効率を改善するためのシステムであるから、使えるものなら使えばよい。
おそらく批判する人は使いこなす能力のない人だ。最初のうちは機械に遊ばれるだろうけど、それも慣れだ。
とにもかくにも利用者の利益になるものであればそれで良い。