(1)ケアマネのシャドーワーク
最近よく見るこの表。
本当であれば、これらすべてをやらないようにするというのが本筋。
もしくは担当兼数を減らして、これらすべてをやるようにする。その為にはある程度の権限をケアマネに与えるというに宅になると思う。
特に書類関係は本来であれば行政の仕事である。
最近で言えば「マイナンバーカードの取得にケアマネが協力を」というのが堂々と言われていて、一言でいえばアホかと。以前、このブログでも書いたが、行政がケアマネにやらせるシャドーワークは正しいシャドーワークなのかと、バカバカしい話である。
(2)救急車同乗問題
救急車に限らず、緊急で病院に行く場合などは本当に時間が取られるものである。病院も何か明確な理由があるわけでもなく「まだ帰らないでください」と拘束する。それで結局何もなく、なんの説明もなく解放されるというのはケアマネの日常茶飯事である。
家族も「何かあったら」ということで、ケアマネに限らず、訪問看護やはたまた訪問診療の医師でも救急車への同乗を求める人も多い。その「何か」というのは入院手続きやら何やらだろうが、そうしたマンパワーというのをケアマネがやるというのはやはり違う。
しかも、家族もそこまで深く考えていない。タダでやってくれるなら使ってしまえという程度の話である。
それで妥当な金額云々の話で2万円とか5万円とかという話が出ているが、私は契約の時に1回10万円で契約しようと思っている。それが嫌なら自分でやるか、他の人と契約してくれということである。
そもそも病院に入ったら病院の仕事というのが筋である。
当初はそんな話だったはずだが、病院のマンパワー不足でヘルパーが院内の介助をするようになった。しかも事業所によっては自費で請求する。利用者にとっては本来払う必要のない金額であるのに、いつの間にか当たり前になっている。ましてやケアマネはそういう自費をもらう想定をしていない。最初からシャドーワークありきだったのだ。
(3)人の苦労はどうでもいい
まあ、このシャドーワークの話、ケアマネが自費サービスの仕組みを作ったとして、それが契約に結び付くとは限らない。自費部分が未契約だった場合、それを行ってくれる人がほかにいない場合は、結局ケアマネがシャドーワークすることになるのだ。今回のケースはそういう話であることを理解すべきだ。
従って未契約の場合、どのようにフォローするかという議論がなされないこの記事はまったく意味をなさない。これらのいずれも誰がやるんだという話になれば、どこかに押し付けたい話だからだ。
おそらく一周回ってケアマネのところにくる。そしてシャドーワークは生き続けるという結論になるのだろう。
この話題も意味がないな。