医療ツーリズムと介護 | ケアマネ時々卓球、時々その他

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仕事は介護、プライベートでは卓球を中心に、その他もろもろ思いつくままに書いてみます。テキトーな独り言です。

 

 

(1)医療ツーリズム

日本でも国内で出来ない手術を海外で受ける、その為に費用として多額の金額がかかる為寄付を募るとか、野球選手が海外で手術するという話は以前からあった。それは国内で対処できない先進医療を海外で受けるという事であり、普通に考えれば特別な事だろう。しかし近年では「医療ツーリズム」として行われている。

 

 

(2)医療と介護

昨今、中国からの観光客はインバウンド効果も無視できない存在になってきた。ただの観光なら良いが、長期滞在とか、場合によっては移住とかになってくると事情は違う。

 

日本の医療というのは中国でも注目されている。安く質の良いという事が魅力である。

 

さらに言えば中国の介護事情も見逃せない。

中国の介護事情は、一人っ子政策もあり、高齢化がどんどん進んでいる。日本と同じように介護者不足も顕著である。

 

以前にこのブログでも取り上げたが、中国の病院では夜間対応は家族が来なうか、付き添いを雇うかしなければならないと聞く。そうであれば夜間も面倒をみてくれる日本の病院や介護施設に押し付けるという事も考えられなくはない。

 

そこまで悪意があるかは分からないが、日本のサービスをどう活用するかという方法が見つかり、一つの手段として活用できる道筋が出来るならば、それを活用しない手はない。

 

(3)日本人でもそうだから

日本人でも老後に海外に移住するという事はある。リゾート地で余生を送るというのも悪くない。それと同じように中国人が日本で余生を送りたいというのも理解できなくは無いし、そういう環境がその内に出て来るのかもしれないとも思う。

 

しかし日本の介護現場に外国人を受け入れるキャパは無い、と反論する人はいるだろう。それでもやり方ひとつで出来てしまうという事も覚悟はしておく必要はあるのではないかと思う。

 

その時に、医療保険や介護保険料を日本人と同じ金額で徴収するのか、外国人だから高く設定するのかという問題も出て来るだろう。言葉の壁もある。

 

しかし金で解決する事、技術で解決出来る事であれば乗り越えて来るだろう。その時に日本はどういう姿勢でいられるのかは、業界がしっかりとしなくてはならない。

 

最近、媚中議員という言葉をよく聞くようになった。今までとは違う、海外との付き合い方をもっと学ばなければならない岐路に来ているのかもしれない。