(1)リーダーに必要な資質
学生、社会人と様々なリーダーの下で活動したし、自分がリーダーになるという場面も様々あった。会社を経営すれば自ずとリーダーになるのだが、自分がリーダーとしてふさわしかったかという評価は難しい、というより自分では落第だと思っている。だから会社経営と言っても自営業というか一人でやっているというのはそういう事だ。
先月、自民党の総裁選挙が行われた。
ある程度の人は高市早苗氏と推していた。確かに政策はピカイチだし、初の女性総裁。テレビで評論家に挑発されても笑顔で論破する姿勢は、今までの男性が上から目線で𠮟りつけるといった姿勢とは一線を画していた。所が決選投票で石破氏に決まったのだ。
それはどういうことかと言えば、著名人が数人で話す座談会の中で答えがあった。
高市氏は自分が幼児がある時は積極的に連絡を取るが、相手が連絡をするときはまず電話に出ないらしい。そういう人を大事にしない所が味方を作れない原因であり、それは自民党議員の中でも有名との事。だから推薦人も集められないのでは、という憶測もあったし、仮に高市氏が総理になっても周りの反発にあって、やりたい事も出来なかっただろうという話であった。
(2)リーダーとは格好の良いものではない
私が経験したリーダーで最悪だったのは、カルチャースクールの営業をやっていた時の上司だ。(もう、そのスクールは無くなったが)
彼はいわゆる経営コンサルタントという肩書を持っており、社長との仲が良かったから来たのだが、まあ、口だけの人だった。
彼曰く、自分との契約が、とか色々言っていたが、とにかく自分から接客することは無かったし、部下がどうすればポテンシャルを発揮できるかという事には関心がなく、とにかく売り上げの事しか考えられない人であったと思う。
結局、その会社は潰れてしまったが、人を大事にしない会社はそうなる当然の成り行きだっただろう。
ただ、部下に寄り添い、というのは良い事ばかりではない。
部下だって、頑張っている人もいれば、どうやって楽をして高い給料を取るかしか考えない奴もいる。自分で会社を経営して思ったが、大変なことは社長がやって、自分たちは楽な仕事をしたいというのが本音の社員もかなりいる。
(3)気持ちよく活動するために
リーダー論を語る時に思う事は、そのグループは目的を持って集まった集団であり、その目標を達成するためにはメンバーの多少の行き過ぎはむしろ良いと思う事だと思う。
何もリーダーの考えだけで動くのではない。メンバーの自発的な意志も発揮できてグループは活気づくというものだと思う。
その為の方法は記事のような事もあるだろう。
いずれにしても部下の能力を考えず、ダメにしてしまうリーダーは難しい。ただ、本来目的に合わない奴がグループにいる事が実際にあるのも念頭に置かなくてはならないが。そういう奴は早くグループから去ってもらい、自分の道を歩むことを勧めるという、ある意味引導を渡すという事もリーダーの資質であるとも思う。