(1)電車にぶつかるやつ
トラウマになりそうなので記録方々書いておく。
先日、某駅近くの踏切。
渡ろうと思った時に丁度、警報音が鳴ったので無理すれば渡れたのだろうけど渡らなかった。別に急ぐわけでもないし。
ボーッとしていると、電車が踏切の半分を過ぎたころ、女性が遮断機をくぐり、なにやら落とし物を探すかのように這いつくばり、挙句の果てに走っている電車の側面にぶつかり、弾き飛ばされてしまった。
その場にいた数名が救急車を呼び、電車も急停止。
運転手も車掌もおりてきて、その人は抱えられながら線路の外へ。
しばらくして救急車が到着して運ばれていった。
その後、警察官による聴取を受け、30分後くらいに帰った。
(2)その時の心境
まず、その人が遮断機をくぐった時感じた事。
私は先ほど無理をすれば渡れるところだった事を思い出し、「あ、行っちゃうのね」くらいな感じだった。その場にいた人すべてが何が起こったんだか分からなかったと思う。
それが線路に入って、這いつくばっていても、なんかドラマのワンシーンを見ているようだった。
そしておもむろに起き上がってフラフラしながら電車にぶつかって弾き飛ばされた時は、「あっ!」とは思ったが何もできなかったというのが本心だ。
後で思えばだが、当然その人の挙動は不振だった。
なぜ遮断機を上げて線路に侵入したのかも分からない。自殺しようとしたならば、電車の下にもぐるはずだ。
それを側面にぶつかっただけというのは、やはり死にたいわけでは無かったんだろうと思う。
だから遮断機を上げて線路に侵入した時も、危ないとは思ったと思うが、声をかけようと思わなかった。下手に声をかけてからまれても面倒と思ってしまったのだ。
だからその人が電車に弾き飛ばされてケガもなさそうと思った時、安堵と共に怒りもこみあげてきた。
(3)「ふざけんなよ」という気持ち
その場にいた人で「人身事故」という言葉が聞かれたが、これは事故ではない。うっかり線路に落ちてという事でもなく、誰かに線路に投げ込まれたという事でもない。その人に非が無いなら事故というべきだろうが、間違いなくその人は自分の意思で遮断機を持ち上げ線路に侵入した。
酔っぱらっていたか、精神疾患があるのか、はたまた自殺未遂かと別れるところだろうが、電車に乗っている人にしてみればただの迷惑である。
こちらも嫌なもの見ちゃったなという気持ちである。