(1)使いようのない国家資格
私は介護福祉士や社会福祉士といった福祉の国家資格は持っていない。受験するつもりもない。なぜなら持っていても生かしようがない。
そもそも福祉の介護福祉士・社会福祉士・精神保健福祉士というのはあくまでも「名称独占」の資格である。名称独占というのは、「私は介護福祉士です(キリッ)」と言えるというだけで、介護福祉士だから起業できるという事ではない。
それなので私は受験する気すらないのである。
強いて言うならケアマネと社会福祉士を取って、居宅介護支援事業所に「○○社会福祉士事務所」みたいな名称で事業を行うことは出来るだろう。
でもいらなくない?というのが正直な感想である。
(2)パート合格とは
パート合格という点は保育士も同じだろう。
保育士試験は各都道府県で行われる。しかも日程が分かれているので、例えば3分の1をA県、3分の1をB県、3分の1をC県で合格すれば、抱き合わせで資格を得ることができる。
ただ介護福祉士は全国同一日で行うので、あっち行ったりこっち言ったりはしなくて良いが、パート合格した科目は次年度は受けなくて良いというもの。
まあ、多少は合格しやすくはなるだろう程度のものだと思うし、この決定で「やったーっ!」と喜ぶ人は少ないだろうと思う。
(3)不合格のやつはそもそも勉強しない
このパート合格制度の狙いは3年連続で落ち続けている合格率の向上や外国人の資格取得の促進狙いもあるという。
ただね。
そもそも合格しないのは勉強しないからである。
だから合格したければ勉強の機会を作らなければだめだろう。それに事業所がそういう人材を求めているというなら、事業所がそういう機会や補助を出さないと勉強なんかするわけがない。
資格は本人のものだから、というだろうが、そうやって任せていてはダメだろうと思う。
そもそもその時点でどうでも良いと受け取られて当然。