(1)一般の会社で考えると
文中より抜粋しするが、下の表を見て欲しい。
元々介護職は給料が安いと言われているが、他の産業だったらどうなるか。
いわゆる新入社員として入社。
この表で言えばホームヘルパーや介護職員となる。
この約22万円というのは新入社員として高いのか低いのか。
そして主任とか係長に出世する。
この表で言えばサービス提供責任者とか生活相談員に当たる。
この約24,25万円というのが高いのか低いのか。
まずこの時点で選ばれない。
そしてこの仕事に就くという事は、他の高い給料を得られる仕事に就けなかったから、しょうがなく選んだという事になるだろう。
(2)強がりはやめな
おそらく「自分は自分の意思で介護の仕事を選んだ。給料なんて関係ない!(キリッ)」という人もいるだろう。
では問う。
高い給料と安い給料どちらが良い?
給料は高いほうが良いに決まっている。
それで介護の仕事で高い給料を得られるかと言えば、表のとおりだ。
だから貯金をしようとするなら、他の人が遊んでいても我慢する事だ。
無駄な出費が無ければこの給料でも十分に生活は出来る。
まずその覚悟が必要だなと思う。
(3)職業に貴賎は無い
どんな仕事でも社会的意義はある。
どんな仕事でも誇りを持つ事も出来る。
しかし高い給料をもらえる仕事というのはそれだけ競争があり、もまれてきた実績がある。それは良きにつけ悪きにつけ、その業界を鍛え上げた実績である。
それに引き換え、競争の少ない介護の世界は鍛え上げられていない。要は弱い。
これだけ社会に必要と言われながら、これだけの評価というのは、それだけ業界が弱いという事。
それは業界団体の圧力がないという、政治側にはおいしい業界になっているからだろう。
介護の人と話していて、どうも弱弱しく思うのはそういう所が大きいと思っている。