(1)若くなくても活躍できる
高齢者相手の仕事というのは、若いから良いというものでもない。高齢者にすれば、子供のような年齢の人に任せるか、孫のような年齢の人に任せるかの違いだ。
やはりそこには役割分担というか、「この人にはここまで任せられる」というものはあるのだろうと思う。
(2)介護の仕事は年齢制限が無い。
特にヘルパーなんかは60歳を過ぎてから資格を取って働くという人も少なくない。
まずは現場に入ってもらって、徐々に責任者になったり、ケアマネという全体を見るといった役割にシフトアップするのはむしろ良い事でないかとすら思う。
介護というより人相手の仕事というのは、専門性云々は言われるが、一番はその人を理解する事だと思う。
今、独り身の高齢者がいる。
住まいは兄の所有しているビルに居候のような形でいるが、先日その兄が亡くなった。
おそらく相続人は、その人が居候しているのを許さないだろう。
かといってアパートを探すのは困難。身元保証人がいないからだ。
そしてその人は自分の事は全くできないのに文句だけは言う。
そうなると、身元保証人がいないデメリットをコンコンと話しても、なるようになれとしか言わないだろうと思う。
ついでに誰が迷惑するというのも関係ない。
病気になれば人道的に病院は面倒見るだろうし、何らかの形で入院費は何とかなるだろうと。
確かにそうだが、やはり人に迷惑をかけても良いと思っている人の接し方というのは人生経験も必要なのではないかと思う。
(3)60歳以上でも活躍できる業界に
高齢者の仕事というのは、それこそ60歳以上でも活躍できることが多い業界だ。
それをボランティアで、という人もいるが、やはりお金をもらって責任ある仕事という事が必要だ。
私も件数は少なくなるだろうが、状況が許せばいつまでも関わっていたいとも思う。それが介護の世界だ。