(1)ケアマネの研修は意味が無い
ケアマネ研修の是非が問われている。
ケアマネの立場から言えば「やめろ」という事。
負担軽減ではない。
廃止しろという事だ。
よく「ケアマネの質が」という声が聞かれる。
では問う。ケアマネの質とは何ぞや?
ケアマネに何を求めているのか?
それは利用者の利益に叶っている事なのか?
確かに高齢者の「ストレングス」という点は重要だ。
残存機能があり、このように生きていきたいという希望を聞き取り、その目標に向かって介護サービスを利用しながら支援する。それはその通り。
(2)利用者は出来ることはやっている
でもそういう人は言われなくてもやっている。
特に元々何かしている人なら、どうすれば出来るかを考え実行している。
確かに介護サービスが入ることによってヒントを与えられることはあるだろう。しかしそういう場合はほんの一部なのである。
では、それが出来ない状況であったら?
やりたい事があっても出来ない環境だったらどうか。
歩きたい、でも歩けない。
どうすれば歩けるようになるかと言っても可能性が無い。
ケアマネが困る事はそういう無理難題を押し付けられた時である。
(3)「諦めさせる」のも役割
正直、在宅生活は様々な要素にもよるが限界は来る。
在宅で看取るということは出来るが、それは家族の献身的な介護力が必要になる。
そう言う現実を考えた時でも、やっぱり今のケアマネ研修は役に立たないし、無意味だと思う。
「諦める」か「無理をする」のが介護なのかもしれないと思う時がある。
介護の世界というのは厳しい現実がある。
中途半端な机上の空論はいらない。