中国に学ぶ福祉人材確保 | ケアマネ時々卓球、時々その他

ケアマネ時々卓球、時々その他

仕事は介護、プライベートでは卓球を中心に、その他もろもろ思いつくままに書いてみます。テキトーな独り言です。

 

 

(1)高齢者マンションにおける生活援助員

日本でも高齢者マンションで、管理人のように常駐する事で家賃を免除される施設がある。管理人は生活援助員といわれ高齢者が倒れていれば救急車を読んだりはするのだろうが、基本的に介護については介護保険サービスが行うので、仕事といえばそこに住んでいる人の安否確認を行う程度である。それなりに人気と聞いている。

 

(2)社員寮の形

社員寮といえば、以前勤めていた病院はアパートを借り上げていたし、老人ホームには施設内に社員寮があった。いずれにしてもいざという時はヘルプをしてもらう仕組みにはなっていたが、急に呼び出されることはまずなかった。

それでも借り上げアパートはともかく、老人ホーム内の社員寮は入っても出ていきたくなるものだったらしい。確かに夜遅く帰ってくるときは、そこに住んでいる高齢者の目が気にならないわけではない。

 

古い建物だったから今の価値観で見ればプライバシーの確保とはいかないから、お金を貯める事よりも自由な生活がしたいという人には向かないかもしれなかったが。

 

(3)生活は出来るし貯金も出来る

さて、この中国での例、なかなか良いと思った。

まず週30時間奉仕すれば家賃が無料になる。

30時間で何が出来るかだが、奉仕活動は色々ある。高齢者に直接触れ合う事もあるだろうが、施設の営繕や部屋の掃除など、介護の資格が無くても出来ることはあると思う。

月に30時間というと、1日8時間として4日休みを削られてしまうが、本業の勤務時間にもよるが起床の声掛けや配膳なども出来るのであれば、毎日少しづつ時間を稼ぐこともできる。

贅沢をしなければ生活は出来るし貯金も出来る。こういう形でも介護の人材が確保できるのであればそれで良い。

 

(4)日本は取り入れないだろう。

このような事例を日本で取り入れてもおそらくうまくいかないだろう。これだけ失業者がいて、生活保護受給者がいても、だ。

上手くいくかという計画を立てる前に、失敗する事を考える。そうした時にだれが責任を取るかという事を最初に考える。

更に「職員の質」とやらをことさらに言うだろう。

 

そんな悠長なことを言っている場合じゃないのに。