してはいけない事を分かっている人であっても | ケアマネ時々卓球、時々その他

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仕事は介護、プライベートでは卓球を中心に、その他もろもろ思いつくままに書いてみます。テキトーな独り言です。

 

 

(1)つまらないといわれる研修でも弁護士は良かった

介護の研修は全く面白くなく意味もない。多くの人がそう思っている中で、私は弁護士の研修だけは為になっていると思っている。

というのも介護の会社というのはほとんどが零細企業が多く、法律的な防御システムは無い。利用者に訴えられた時、またその恐れがある時、どのように準備しておけばよいかという事を話してくれるのは弁護士である。

 

(2)やる気のある弁護士、やる気のない弁護士

私は数度裁判の経験がある。またYOUTUBEでも弁護士の話を聞くのが好きである。やはり世の中の解釈、人によっての考えの違いとか、負けるのであればどれだけ上手に負けるかという事は頭に血が上っている私には思いつかない事でもある。

 

勿論、悪徳弁護士というか、話にならない人もいる。どう見てもやる気が無いだろと思わざるを得ない人。それでもその話にならない事は法律的に間違いではない。つまり法律を盾にして「やる必要のない」事はやらない。

 

という事で弁護士というのは基本的にはそうした知識は最低限持っている人であるというのが前提。その上で感情がどのように動くかによって、やる気も出ればそうでない場合もあるという事だろうと思っている。

 

(3)それでも起きた事件

今回の事件は、そうした弁護士であったにしても感情的に防げなかったという事。

当たり前だが、この弁護士が行ったことが人を殺めることになる事は分かっていたはず。だから説得を何度も試みたけれど、我慢の限界を超えてしまった。これは感情が知識を上回ってしまったという事で、それだけ介護というのは難問だという事。

 

施設でも事故による死亡で家族から訴えられるケースや、職員による暴力事件も見られる。

こうしたことを客観的に見てきた弁護士が自ら起こした事件である。

この事件が今後、判決にどう影響するのかという事は注目すべき点かもしれない。