歴史で学ぶべきもの | ケアマネ時々卓球、時々その他

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仕事は介護、プライベートでは卓球を中心に、その他もろもろ思いつくままに書いてみます。テキトーな独り言です。

 

 

(1)事象だけを学ぶ歴史教育

実際に海外の人と話した事が無いから分からないが、よくネタとされるのが寿司、天ぷら、サムライ、腹きり、芸者、忍者が日本のイメージという奴。

確かに江戸時代まで日本を支配していた武士階級はどうして日本からいなくなったのかというのは習ったことは無い。

というのも戦後教育で日本の歴史というのは味もそっけもないもので習った。本来であれば古来からの日本人がどのように生きてきて、どのような振る舞いをしたのかという事は習うべきことだろうと思う。

 

(2)武士とは

では武士というもの、サムライともいう。

侍の始まりは平安時代からであるが、それが政治に介入してくるのは鎌倉時代。以降、600年以上、室町時代、江戸時代を幕府として日本の支配階級というか政治を担ってきたのが武士である。それが明治になり、武士の戦闘能力は兵隊となり、行政官としては官僚が担うという事で変化していく。

 

戦後は武力放棄と共に軍隊は解散し、警察予備隊から発展した自衛隊が日本の武力となって国防を担っているという事になる。

 

(3)理解されないであろう「武士道の神髄」

海外の騎士と日本の武士は似て非なるものであり、何処か共通した誇りの象徴みたいなイメージがあるのだろうと思う。特にいわゆる「武士道」というものは、人の生き方という点でも圧倒するものがあるのだろう。「葉隠」という武士道を説いた本がある。この心得は日本人を鼓舞させ、外国人はこの生き方を恐れたという。

 

「海行かば」という歌がある。

 

海行かば 水漬く屍(海を行けば水に漬かる屍となり)

山行かば 草生す屍(山を行けば草の生える屍になっても)

大君の辺にこそ死なめ(大君のそばで死のう)

かへりみはせじ(思い残すことは無い)

 

これこそが武士道の神髄とされるが、おそらく今の人は理解できないだろう。これが理解できた時、生きるという事に意味を見出せるのかもしれない。