「仕事が出来る」とはなんぞや? | ケアマネ時々卓球、時々その他

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仕事は介護、プライベートでは卓球を中心に、その他もろもろ思いつくままに書いてみます。テキトーな独り言です。

 

 

(1)初めから成功が約束されていたわけではない。

私がそうだったように、社会人になったらいつかは独立起業して、あわよくば有名になりたいと考える人は少なからずいるだろうと思う。

キーワードは「成功者」。テレビで見るそういう人が「世の中は自分中心に回っている」とでも言いたげな自信に満ちた物言いでズバズバ物を言う姿は自分もあのようになりたい、そう思う一つの憧れでもある。

しかしそういう人も最初からそのような生活が約束されていたわけではないだろう。寝る暇も惜しんで一生懸命働いて、やっと今ここにたどり着いたというのが実感だろうと思う。

 

(2)承認欲求

社会人になると、そして新しい環境に入ると自分が小さく見えたり、逆に「何で評価されないんだ」という憤りを覚えたりと様々な感情がうごめく。そして「自分が評価されないのは無能な上司のせいだ」とばかりに環境のせいにしたりもする。

 

「自分は評価されるべきだ」と思うのは分からないでもない。

よく言えば向上心というものだろうが、やはり人から認められるという事は気持ちが良い。さらに事績を評価されて人の上に立つ、人よりも優位にいるという事は気持ちが良い。

 

その最たるものが起業して自分が社長になる事だろうし、その承認欲求を満たす事にもなる。

 

(3)実際に起業してみると

私は33歳で起業してもう20年経つ。

思えば会社員の時よりやらなければいけない事は山のように増えたし、問題は自分の責任で解決しなくてはならない。例えば利用者とトラブルになったら喧嘩別れしても良いが、結局は自社の利益に影響が出る。

 

それと社員の問題。

プライベートで仲が良くても仕事で上手くいくとは限らない。

特に友人を会社に入れると「仕事を手伝ってやっている」という甘えはあるのだろうと思う。実際に数人の友人を入社させたが、結局は辞めてしまった。

 

(4)地に足をつける事

たまに企業について聞かれるのだが、その時は「したい仕事より出来る仕事」と答えるようにしている。

最初は「○○会社の××さん」でも良い。

少しづつ実績を積み上げていけば、起業という道は自然と開かれるものだと思う。

自分は起業して失敗したとは思わないが、成功したとの思っていない。ただこういう生き方しかできないという事だ。

 

おそらく収まるべき所にという事。起業しなかったからと言って失敗ではない。そして起業したからと言って成功ではないという事を理解すべきだと思う。

 

その人にはその人の生き方がある。