(1)ケアマネージャーの研修
ケアマネージャーは試験に合格して仕事に就いてから様々な研修を受ける。まず最初の更新までに更新研修専門課程1と専門課程Ⅱを受講する。それから専門研修Ⅰと専門研修Ⅱを受講するなど、実務経験に応じた研修がわんさかとある。この他にも区が行う研修や地域包括が行う研修、ケアマネ連絡会や自主グループ、サービス事業所の研修など、全部受けたらそれこそキリがない。
更には主任ケアマネを取得すればその研修もあるし、
私はもう10年行っているので、基本的に専門研修Ⅱを受講することになる。研修と言えばコロナ禍の前までは会場に行く研修だったので、その日は仕事を抜けることになる。多くの人が休み時間にあちこちに電話をしている姿を見たものだ。コロナ禍以降はZOOM研修が始まったので、多少は良くなったのではないかと思う。
(2)専門研修
それで専門研修Ⅱだが、年度によって内容は変わるのだろうが「介護保険制度及び地域包括ケアシステムの今後の展開」の動画(4時間)を視聴
①家族の支援
②社会資源の活用
③入退院時における医療との連携
④リハビリテーション及び福祉用具の活用
⑤認知症
⑥看取り
⑦多様なサービスの活用
この7つの講義を視聴し、それぞれの事例検討、さらには自分のケースを一つ提出する事となる。
(3)研修が必要なのは否定しない
個人的には研修を行うことは否定はしない。
しかしこれに何万円も費用をかける必要があるのかとは思う。
殆どのケアマネが自腹を切っている。少しづつ自治体で補助を出すところが増えているようだが、そんなに「質の向上」を謡うのであれば無料にしろと言いたい。
研修の主催が天下り団体であるかは分からないが、こうした実態を見ると、団体の存続のために費用をかけているとうがった見方をしてしまう。
