(1)法律の構成要件
この記事の例は、両面から考えなくてはならない。
一つは法律の構成要件。このような条件のもとに制度が活用できるという事。
そしてもう一つは、高齢者の心を踏みにじられたという事。
(2)優遇には条件がある
税金であれ補助金であれ、それを控除もしくは補助を受けようとするならそれなりの条件が必要である。そしてある程度は厳格に適用する必要がある。法律が性善説で作られているか、性悪説で作られているかは時と場合によるだろうが、悪用するやつは何処の世界でも必ずいる。
今回の例でも税金を免れるための方便に使う事も考えられなくもない。
(3)気持ちの問題
しかし一方で、孫のためにという気持ちを踏みにじられたと感情的に恨む気持ちが芽生えるという事もあるだろう。
これを知識のない素人と決めつけ、所詮素人がとバカに出来るだろうか。
普通に思えば、ミスはミスとして指摘し、改善期間を設けて法律要件を満たすように指導するという姿勢を求めたいと言いたいところではある。
しかしおそらくそれは通らないだろう。
だからこうしたことは専門家に相談すべきなのである。
世の中って実は知らない事が多いのである。