(1)言葉の使い方は教養
丁寧な言葉というのは聞いていて気持ちの良い、その人の教養が見える場面でもある。女子アナがモテるというのはテレビという媒体を使って、教養がある事がアピールできるという一面もあると思う。勿論、言葉の使い方がなっていない人もいるだろうが、そこへの教育は一般人のそれと比べて格段に違う。
それで本当に女子アナが賢いのかと言えばそれは分からないが、少なくとも形振る舞いから入り、知識は経験の中で得ていく。「心技体」で言えば、まず体を作り、そして技、最後に心を鍛えると言った順であろう。
(2)言葉を習う、覚える場面
「丁寧語・謙譲語・尊敬語」などは学校で習う事であるが、それが使いこなせるかと言えば難しい。私なんかは「へりくだる」という意味が分からなかった。そして言葉の使い方によるメリットデメリットが分からなかった。
言葉の使い方は社会の潤滑油でもあるし、その人の相手への敬意を示す事にもなる。そう考えると言葉の使い方は相手への接し方とも言える。
(3)間違った使い方→マニュアル
「~させていただく」は日頃の感謝を込めて「~します」→「~させてください」の最高の形で使う事が多いと思う。
そこには明らかな意志を感じることができる。ところが記事のようなへりくだる必要もない場面でも使っている所をよく見る。
うがった見方をすればそういう言葉を使う事による自分アピールにも見えるのである。
やはり言葉というのは魂がこもるものである。心のない丁寧語はかえって無知をさらけ出すものである。