豊かさって何だろう | ケアマネ時々卓球、時々その他

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(1)軍服からスーツに着替えた「企業戦士」

バブル期と言われたのが私が高校生の頃。世間一般では浮かれていて・・・なんて言われていたけど、私には社会人っていうのは大変だなという印象しかなかった。当時は残業、休日出勤も当たり前。その後だっただろうか栄養ドリンクの「24時間働けますか」というキャッチのCMがあり、働けるわけねーじゃんと思いながら学生生活を送った。そしてフリーターなんて言うのは就職できないだらしない奴というレッテルもあり、社会人になったら人生を謳歌出来ないと本気で思った。

日本が戦後、高度経済成長を驀進したのは、このようなモーレツ社員の頑張りだったと思う。「経済戦争」という言葉があったように、「豊かさ」を勝ち取るため、軍服からスーツに着替えた戦士がサラリーマンというという印象である。

 

それで今の日本だが、GDPも3位から4位に転落しようとしているという。国民の税負担率は5割に近づき、超高齢社会。決して良い環境ではない。

 

(2)人間開発指数

それでこの記事でいう193か国中24位とはどういうことか。これは人間開発指数(Human development index)での話である。

国際社会において貧困の削減が関心を集めるようになると、貧困の改善には経済成長を通じた国民全体の所得向上が必要であるという考えが中心であったが、次第に低所得が本当に貧困の原因なのか?豊かさとは何か?といった疑問が投げかけられるようになる。そこで発展や開発を「人間の自由の拡大」「選択の幅の拡大」という視点から見直すべく作成されたのがHDIだった。

これにより人間一人ひとりの多様性を考慮した上で発展水準を評価することができます。

 

ではどんな国が上位なのか。この記事では詳しく出ていないので、過去記事から抜粋する。

2018年の人間開発指数の上位20カ国

順位 国名 HDI
1位 ノルウェー 0.954
2位 スイス 0.946
3位 アイルランド 0.942
4位 ドイツ 0.939
4位 香港(SAR) 0.939
6位 オーストラリア 0.938
6位 アイルランド 0.938
8位 スウェーデン 0.937
9位 シンガポール 0.935
10位 オランダ 0.933
11位 デンマーク 0.930
12位 フィンランド 0.925
13位 カナダ 0.922
14位 ニュージーランド 0.921
15位 英国 0.920
15位 米国 0.920
17位 ベルギー 0.919
18位 リヒテンシュタイン 0.917
19位 日本 0.915
20位 オーストリア 0.914

他のアジアでは

  • 22位・・・韓国(0.906)
  • 35位・・・アラブ首長国連邦(0.866)
  • 36位・・・サウジアラビア(0.857)
  • 85位・・・中国(0.758)
最低だった3カ国
187位チャド(0.401)
188位中央アフリカ(0.381)
189位ニジェール(0.377)となるそうだ。
 
(3)豊かさとは
国・地域の発展は、もはや経済だけでは測れないものになってる。なぜならそこに住む人々がどのような暮らしをしているか、人々の生活の質や選択の幅を考慮する視点こそが発展の指標となるべきだからとされている。
 
しかし、である。
多くは語らないが、この動画を見て欲しい。
これが分かれば「老害」なんて言う事もなくなるだろうと思う。
今の日本の豊かさとは何かを考える一つの答えがここにある。