(1)「スタンプラリー」と揶揄されたモニタリング
ケアマネの業務でモニタリングと言うのがある。これは月に1度利用者宅を訪問して状況を確認するというものだ。
このモニタリング、ちゃんとやっていないケアマネも多かった。特に文句を言わない利用者であれば、数か月まとめて印鑑をもらうだけのケアマネもいたという。
これについては以前より「スタンプラリー」と揶揄されたものだ。特に状況が変わらないのに話だけ聞いて、来月の利用票に印鑑をもらうという事でそう言われた。
(2)モニタリングは本当に毎月必要か?
ケアマネの立場から言えば、必要であれば月に何度も訪問する時もあるのだから、特に変わりない時は行かなくてもいいじゃん、という事でもある。実際に行っても雑談で終わる事もしばしば。
それがコロナ禍で電話でのモニタリングも認められるようになった。感染予防で当然でもあるが、結果として毎月行かなくても良いのではという理由にはなった。
そして今回の改正でオンラインでもモニタリングが認められ、ケアマネの持つ件数も大幅にアップ出来るという流れになる。
(3)オンラインモニタリングには罠がある
それでオンラインモニタリングだが、様々に条件がある。それをクリアしないとモニタリングを行っていないという事で返戻になる可能性が高い。
これもトラップみたいなものだろう。
実地指導ではこれでミスする事業所を手ぐすね引いて待っていると見て良い。