(1)年配者は知識や経験を積み重ねている
人生で得たもの、自分が今まで積み上げてきた経験と言うのは尊重されるべきだ。「俺は今までこのやり方でやってきたんだ」と意地を張るのも結構だが、便利になったものは使えたほうが良い。
(2)知識の会得で道が開かれる
学ぶことによって知識を得る。「あぁ、こうすればいいんだ」という知識の会得で、今まで閉ざされていた道がぱっと開かれた思いがしたという人はそれなりにいるのではないかと思う。
そして革新は世の中を便利にする。
昔は時間がかかっていたものが短縮でき、効率よく物事が進むというのも積み重ねである。
(3)古いものが悪いわけではない
しかし若い人はそうした便利なものが生まれた時からあったわけで、年配者とそもそもスタートラインが違う。
そして「効率化」とか「コスパが良い」などの言葉が躍れば今まで先人が積み上げてきたものさえ否定の材料になりうるかもしれない。除夜の鐘、家族とのつながり、年賀状などなど、結果としてだが自分が面倒だから、したくないからと「それは古いもの」として無くそうとする考えが広がっているような気もする。
(4)温故知新という言葉
それはその人の正義だろうからしょうがない。それでも今まで続けていた意味はあると思う。でもそれを紐解いて、無くさないように説得しようという気もない。
温故知新という言葉がある。
故きを温ねて新しきを知る、という事だ。良いものは残して、バージョンアップできるものはしていく。昔からあったものは全部ダメで、新しいものこそ良いものだという考えは無い。
(5)人間関係は淡々と
文中にもあるように、人間関係において、「相手のことがわからない」「あの人は全然わかってくれない」と多くの人が悩んでいるが、「わかる方が不思議だと思っておくと気持ちが楽」と言うのはその通りだと思う。それは介護の世界でも同じ。
だから人間関係というのは淡々と行うのが良い。
それも私が得た学び。
