死にたくなった時「あなたには生きていて欲しい」という人がいるだろうか? | ケアマネ時々卓球、時々その他

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(1)ALSという病気

筋萎縮性側索硬化症きんいしゅくせいそくさくこうかしょう(ALS)とは、体を動かすのに必要な筋肉が徐々にやせていき、力が弱くなって思うように動かせなくなる病気である。最後は呼吸の筋肉(呼吸筋)も働かなくなって大多数の方は自力で呼吸をすることが困難となり、平均寿命は3~5年と言われていた。(近年では医学の発達もあり数十年生きることも可能になってきたが)

 

(2)絶望の淵に立った時

こうした病気と闘うという事はどういう心境だろうか。おそらく絶望の淵に立たされているだろう。

怖い、死にたい、楽になりたい、家族に迷惑をかけたくない、そんな思いに駆られているだろうと思う。

さらに思うように体が動かないから自ら命を絶つことも出来ない。

 

(3)死なせてほしい、生きていて欲しい

コメントを見ると「安楽死」というキーワードが出て来る。

勿論、法整備は必要だが「死にたい」という人が自殺願望の人であれ病気の人であれ「あなたには生きていて欲しい」という人が周りにいるだろうかという事だと思う。どんな姿になっても生きていて欲しいという人が。

精神科の医師も言っていたが、これしかない。

そう言い続けることによってXデーを一日一日延ばしていくしかない。

この件は裁判で決定に至る理由は正しいのだろうと思う。その上で安楽死という概念がどうなるか、その行方を見守りたい。