やりがい搾取 | ケアマネ時々卓球、時々その他

ケアマネ時々卓球、時々その他

仕事は介護、プライベートでは卓球を中心に、その他もろもろ思いつくままに書いてみます。テキトーな独り言です。

 

 

やりがい搾取とは「従業員が仕事に対して感じる充足感や手応えを利用し、必要以上に労働させて余剰労働の利益を得ること」と定義されている。

 

介護の仕事もそうだよなと思う。

しかもそれは会社の上層部が高給を取るのではなく、安上りの制度にしているという点で。

同時に「やりがい搾取」という事もある。

実地指導などは、どんな困難ケースでどれだけ辛い思いをしても、書類が無いというだけでタダ働きさせられる。こんな事でやる気なんか出ないし、やる気も失せてしまう。

 

「良い会社」とか「良い仕事」「良い組織」という言葉に甘えると、ついこうした事を見落としがちになるかもしれない。

 

私が勤めていた老人ホームがまさにそうだった。

「良い仕事」をしているんだから残業もいとわないだろうとばかりに、当直明けでも帰ることは出来なかった。むしろ定時で帰ったら怒られるような環境だった。

 

僧居た職場であれば、どんなに「良い仕事」であってもブラック企業になってしまうし、嫌われてしまう。

 

おそらくこれは企業だけでなく、人もそうかもしれない。

付き合っていたり、友人であっても、「良い人」だから離れるわけはないし、他よりも優先されると思うし。他の関係に行くなんてありえないと思うし。

 

でもそれが甘えだったり驕りだったりという事は頭の片隅に置いておくべきかと思う。

 

逆にその関係から離れる時、相手がよほどであれば引き留めるはずである。離れて何もないのであれば、その関係の人はあなたをその程度までしか思っていないので、気にする必要もない。

 

やりがい搾取という事から離れてしまったが、やはり自分軸をしっかり持つという事に尽きると思う。他から色々言われるだろうが、自分が感じている違和感を大事にして欲しいと思う。