祖国のために戦えるか?若者に問う。 | ケアマネ時々卓球、時々その他

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どうもこの投稿、意図的に曲解されて拡散されている。

 

昭和20年、日本は戦争に負けた。

日本の領土だった北方領土や竹島は他国が侵略し、今も実効支配が続いている。そこを故郷としていた人は力により追い出された。その人たちはどんな思いで故郷を後にしたことだろう。領土を守ってくれなかった国への憤りか、支持してくれなかった国民への不満か。

 

かの国の力による現状変更は覇権主義の道を着々と進めている。その力は武力のみならず経済的な面でも。

 

そして当面の狙いは台湾である。

現在台湾と国交を結んでいる国は少ない。その少ない国にかの国は経済援助して、台湾との国交を断絶させ、孤立へと導いているのだ。先日の台湾総統選挙でも、かの国の相当な工作活動が行われたと聞く。

 

そして尖閣諸島である。日本の最西端、与那国島と台湾はわずか111㎞の距離である。豊富な地下資源があるとされている尖閣諸島は喉から手が出るほど欲しい所だろう。

 

日本は今まさに危機状態といえるのだ。

 

ロシアのウクライナ侵攻の時、テレビでとある論客と呼ばれる人が「いったんロシアに明け渡して、後から交渉すればいい」と言っていた。

 

実際に実効支配されている北方領土や竹島が返ってきたか?「領土問題はない」とまで言わっれ始末ではないか。

 

戦争でも喧嘩でも、こちらから吹っ掛けるだけではない。相手から吹っ掛けられる事だってある。

 

そしてそのどちらにも言い分がある。それぞれの正義がある。世界の歴史を見ても、戦争というのはそういうものだ。

 

個人の喧嘩なら止めてくれる人が周りがいればいい。実際に喧嘩になっても仲裁してくれる人や、最悪警察に介入してもらえばいい。

 

でも止めてくれなかったら、自分の身は自分で守るしかない。「世界の警察」を自認していたアメリカも力を貸してくれるかは日本の態度次第と言われている。

 

氏の投稿に反応し、「自分は戦場に行く気もない人間がこういうことを言うんだよね」「老人が若者を煽ってはいけません」「祖国のためではなく、権力者のために血を流すことに若者も年寄りもNOと言っているのです」などと言っている人は、もっともらしい事を言っているように見えるし、「戦争に行きたくない、死にたくないし、傷つきたくない」という気持ちは分からないでもない。

 

しかし危機に際して自分の身を自分で守る気のない奴が誰を守れるのだろう。

 

おそらく尖閣諸島など、遠い所の話と思っている人もいるだろう。尖閣で武力衝突があっても自分には被害が及ばないと思っていれば能天気な事も言える。

 

いつだったか、酒を酌み交わせば分かり合える、なんていう奴もいたな。

 

願っているだけで良いのであれば千羽鶴でも折っていれば良い。最前線に行って「日本人の気持ちです」と言って見せればいい。

 

強盗に入られて「平和に話し合いましょう」と言って解決にならないのと同じで、国を守るために戦う覚悟がありますか?という事である。

 

平和や独立というのは与えられるものではなく、勝ち取るものだと思う。それが分からないのを平和ボケというのだろう。