年末年始と言っても介護職である以上、緊急の用事が無いとも限らないし、施設で働いていた時は全員出勤日だったのでお正月気分というのは無い。加えて毒親の所にも、元嫁の親の所にもいかなくてはならなかったので、正月というのは無いほうが良いとも思える場面が多かったような気がする。
それでも大学4年の時は友人数人と過ごした。
紅白を見て、夜通ししゃべって、初日の出は太平洋まで行って。
そう、正月独特の匂いというか、田舎の匂いというか。
あの景色と匂いは今でも良い思い出だと思う。
おそらく日常の何気ない一場面というのは、いつか振り返った時にも出だすもの。
嫌な思い出も良い思い出も人生は作ってくれる。
今は靖国神社への初詣が恒例となっている。
この命がいつ尽きるかは分からないが、嫌な自分を受け入れつつ、形だけでも感謝の気持ちを表すだけでも違うと思っている。