これだけ介護保険が浸透しても | ケアマネ時々卓球、時々その他

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仕事は介護、プライベートでは卓球を中心に、その他もろもろ思いつくままに書いてみます。テキトーな独り言です。

 

 

実際にケアマネが関わる前の段階の話なので自分としては実感が無いが、これだけ介護保険というものが浸透している(と思っている)にもかかわらず、この問題は解決されていないんだなと思う。

 

となると、介護って福祉って何だろうと思う。

よく研修で我々はセーフティーネットだとか言われるけど、人に頼ることを知らないとか、どう相談したらよいか分からないとか。苦しみをくみ上げることが今は出来ていないという事だと思う。当然ながら相談してくれない、連絡してくれないとこちら側も動けないという現実もある。

 

以前担当したケースであったが、衰弱しきっていた高齢女性のケースだったが、同居している息子が家に入れてくれなかったので大変だったケースがあった。

この場合、息子は苦しんでいない。それどころか人に家に入られるのを極端に嫌がった。

 

ここまでではなくとも、これに似たケースは沢山あると思う。

 

行政が介入できて、家族から引き離してでもその高齢者の安全を確保できればいいかもしれないが、親にとっては子供は子供。どんなダメな奴でも顔は見たいと思うのが親心を言うもの。

 

介護の潜在的なニーズは、もっともっと根深いのかもしれない。