濡れ手で泡をなぜ手放す | ケアマネ時々卓球、時々その他

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仕事は介護、プライベートでは卓球を中心に、その他もろもろ思いつくままに書いてみます。テキトーな独り言です。

 

 

ニチイ学館と言えば介護業界最大手。

介護保険が始まった時はコムスンと双璧であったが、コムスンショックで撤退した後は、様々な二番手三番手は来ているだろうが、業界のトップリーダーであり続けた企業である。

 

ニチイ学館の強みと言えばやはり自分の事櫓でヘルパー講習を独自事業として行っている事だと思う。

 

介護保険が始まった頃、ヘルパー講習というのは大盛況だった。これからの高齢社会に向け、カルチャースクール的な要素もあり資格も取れる。なおかつうまくいけば仕事にもつながるという事で、20代~70代まで沢山の方が受講された。

 

その事業は今も続いているから、他の会社に比べてヘルパーの人不足というのは少ないと思われる。

 

まして「ニチイHDが抱える借入金から逆算して、ニチイHDの所有者であるベインキャピタルは20年の投資目的会社設立から3年あまりで1000億円規模の利益を手にすることになる。再上場よりもおいしい、まさに濡れ手で粟のディールだ」(大手証券幹部)(文中より)という経営状態。

 

となると、それを切り盛りできる経営者がいなかったからか、それ以外の要素、例えば経営側からは分からない現場の苦労があったとも予想できる。

 

おそらく良いも悪いも、業界的には何も変わらない。

あるいは損保のように、保険の高給取りを介護事業部に配置換えなんてことも起こるかもしれない。

 

ヒヤヒヤしているのは高給を取っていた営業マン、営業レディーかもしれない。