介護保険が始まったのが平成12年(西暦2000年)なので、もう23年経つ。
施設から地域へと介護の社会化を謳った「ゴールドプラン」。ホームヘルプサービス、デイサービス、ショートステイが在宅3本柱と言われ、超高齢社会を迎え打つ体制のはずだった。
しかし動画の話が現実である。
介護というものをやりたいですか?
身内だからと言って任されて平気ですか?
誰かに押し付けたくありませんか?
こうしたこと、おそらくタブーだとは思う。
動画の中でも言われているが「高齢者は弱者ですか?」という問い。
これは家族でも介護従事者でも思う所だと思う。
それに利用者の家族も、色々と押し付けてくる割にはうるさい。
場合によっては訴訟になる時もある。
なおかつ低賃金。
行政の実地指導は細かい所やいらんところまでうるさい。場合によっては返戻。
誰がこんな仕事をしたいと思うか。
おそらく介護の仕事をしていない人は色々な言い回しで言ってくるだろう。
仕事なんだから当たり前。
介護の仕事をしている人って尊敬する。
他の業界だって大変なんだ。介護だけが大変じゃない。
それはそうだと思う。
では、介護の従事者が一斉にやめたらどうなるのか。
おそらく大変なことになるだろう。
しかしそんな事は絶対に起こらない。
何故なら介護職員にも誇りや使命感がある。
だからどうせできないだろうと高をくくられる。
それに行政へのクレームという名目で又指導とやらが入る。
まあ、そんなところだろう。
だから介護職員の処遇改善なんて、介護職以外の人は誰も考えていない。
介護職員がやる気が出るとかでないとかどうでもいい。
政治家が介護の事を語るのは人気取りだと思うべきと思っている。これは何度も記事にした。
これが介護の現実だ。