一言で言うと、ケアマネージャー一人当たり何件問題ケース抱えているのかという事。
しかもその中でいわゆる「虐待」認定及びその恐れがあるケースという事も。
そしていざ虐待が疑われる場合、どのように未然に防ぐか、地域包括と連携を取れるかという危機管理能力も問われる。
それと、ケアマネのモニタリングのみで虐待に気付くことは100%ではない。
私が経験したケース
①完全に虐待していたケース
②殴りたいが、良心が止めて未然に防げていたケース
等様々なパターンがある。
仮に①のケースの時。
虐待を受けるのは当たり前だが不幸な事である。出来ればその状況から脱してあげたいと思う。しかし、利用者としては、それでも家族である。
子どもが毒親を捨てられないように、虐待されても家族は家族である。
それを仲直りさせ、改心させ、仲睦まじく余生を過ごさせてあげられるよう・・・なんてことは絵に描いた餅。
それに②の場合、いつまでも怒りがくすぶり続けるという事もある。そうなると虐待に及ばなくても不満なまま生活することになる。
等と語ると、記事のようにモニタリングと虐待対応は別の話として議論する必要がある。
そもそも虐待ケースとして認定され、家族が引き離され、死ぬまで会えないという事が良いのかどうか。
家族の在り方が問われる問題と、ケアマネの業務の問題をごっちゃにすると訳が分からなくなる。