言わんとすることは分からないではない。
じゃあ、どうしたら良かったの?っていう話。
でもおそらく過去は変えられない。
タイムマシーンに乗って何らかの形で伝えようとしても、同じ結果を出すと思う。
介護側から見れば、子供が親の面倒をみるっていうならそんなに良い話はないと思う。でもそれが出来ないから介護サービスを使うんでしょ?ていう話。
「それよりも問題なのは、実は親子の「考え方のズレ」。前出の調査では親の介護経験がない40~50代の子世代に、親の介護場所の希望を聞いていますが、そこで最も多かったのが「施設」で38.4%。一方で60~70代の親世代に、自身の介護場所の希望を聞いたところ、最も多かったのは「自身の自宅」で36.4%でした。」(文中より)
つまり
子は親の面倒を見たくない(見ることが出来ない)
親は子に面倒をみてもらいたい
そこに齟齬がある。
では、子が面倒をみる気になるとは、面倒をみてくれる親になるにはどうしたら良いかという事。
私の利用者でこういう人がいた。
利用者は70代後半の女性。キーパーソンは長男の嫁。
階段から落ちて要介護状態に。
その時嫁は「子供が小さい時におばあちゃんに世話になった。今度はこっちがお世話をする番」と全く嫌がることなく積極的に介護に関わってくれた。
ハッキリ言って、こんなケースは稀だ。
出来れば介護に関わりたくない。自分の親ならまだしも、連れ合いの親などもってのほか、という人がほとんどだろうと思う。
やはり最後は人柄とかそういうものになるんだろう。
悔やむという事も学びの一つ。何をしなくてはいけなかったか、後悔の中で考えることだ。