「私の人生はまあまあでした」という遺言 | ケアマネ時々卓球、時々その他

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今の自分を振り返った時、後悔する事が無いかと言えばそれは嘘になる。

でもそれ以上に思うのは、残念だったなと思う事。

 

あの時ああすれば良かった、とかは勿論思うが、こんな結果になってしまって残念だったなという思いの方が強いのだ。

 

だからといって人のせいにしたりという事もない。

 

おそらく人生って世の中の情勢や周りの環境によって変わる。

その中でも家庭の影響は特に大きい。

親が勉強熱心で、子供以上に勉強するなら子供だって思うところはあるだろう。親がゲームをしながら子供に勉強しなさいなんて言っても説得力はない。

それと同じで、子供は親の背中を見て育つ。

それこそが親の生きざまというもの。

 

記事のように「勇気を出して、もっと自分に忠実に生きれば良かった」という事。つまりは殆どの人が「勇気を出して、もっと自分に忠実に生きることが出来なかった」生き方を代々してきたという事だと思う。

 

こうすれば良かったという事はおそらく際限がない。

100点満点の人生なんてないのを分かっていながらも、妥協できない。

 

以前勤めていた老人ホームの利用者の女性の遺言。

「私の人生はまあまあでした。」とあった。

 

この女性は戦争を生き抜いた人である。

戦争で亡くなった身内の方や友達もいただろう。

悪い事ばかりでなく良いこともあっただろう。

 

色々と思うところはあれど、私もそう言って最後を迎えたい。