子どもが親の仕事の後を継ぐのは悪いこと? | ケアマネ時々卓球、時々その他

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「世襲」という言葉、ウィキペディアを見れば、特定の地位(簡易や爵位など)や職業、財産等を、子孫が代々継承することであるとされている。

 

私は会社を起業した創業者であるが一人身なので、自分の会社は自分一代で終わることになると思う。でも子供がいて、将来的にも生活が出来るものであれば、後を継がせたいと思うだろうと思う。

 

私の親も自営業者(材木屋)だったが、時代と共に住宅建築の仕方が変わり、結果色んなことをしながら何とか保ってきたという形だ。だから跡を継がせようなんてことは無かった。

 

しかし後を継ぐというのは、先代の人脈や職務上必要とされる知識といった無形の財産を引き継ぐ上で有利である。それを放棄してまで裸一貫で何かする必要はあるのだろうか。

 

あと、よく「コネ入社」などと揶揄される場合もある。

かつて私の知り合いにメーカーに転職したいという者がいた。周りには業界に精通している人もいるから、そういう人を頼ればいいものをそうしなかった。彼は「コネを使いたくなかった」というが、私にはその程度の意欲しかないとしか映らなかった。

どうしてもその業界に行きたいなら、綺麗事など言わず、藁をもすがる思いできっかけを手繰り寄せ、そこに入ったら死に物狂いで働いて、世話をしてくれた人の恩に報いるというのが当たり前と思う。

 

この記事の主は、裸一貫でここまで来た人だと思う。

それはそれで否定すべきではないが、世襲とか、コネとかもそれを使うには有形無形の力が働くわけだし、何よりも続けることはたやすくない。

 

よく「親の七光り」とかいって親のすねをかじって苦労しないでとか言うけれど、そんなに簡単なものじゃない。

 

人の力を借りる、結構な事じゃないか。

 

要はそういう自分を助けてくれる人がいない事をひがむんじゃないよ、という事である。