最近、このテの記事を多く見かける。
私の利用者の事を見ても当てはまるような当てはまらないような・・・であるが。
ここで論点は二つ。
まず、ボケない云々は一人暮らしであるがゆえに発見しにくいという事である。
認知症というもの。介護におけるパワーワードである。
介護の仕事をしていると、とかく「あの人は認知症だから~」という人がいる。話が通じない、すぐ怒るなどの行動を認知症という言葉に一括りにしてしまう。
家族がいれば、年も年だし、最近ぼけてきたみたいだし、ちょっと医者に診てもらおうかともなる。それで認知症と診断でも出ようものならやっぱりね、となる。
独居であれば多少物忘れがあったとしても、それが近所に迷惑をかけるとかなければ中々発見できないものである。
二つ目はストレスフリーがどうかという事。
私の利用者に、薬を全然飲まない人がいた。
聞いてみれば1日4回、食後の寝る前に出されても、起きるのは遅いし1日1色しか食べない時もあるから、つい飲み忘れちゃうんだよね、と言う。
また、昼夜逆転している人は、朝起こされてもまだ夢の中。でも夜は覚醒しているから結構食べるんだと家族は言う。
ある意味、ごもっとも。
家族がいれば生活のリズムもあるので、食欲が無くても一緒に食卓に着く。多分ストレスだろうなとも思う。
その二点から見ると
一人で生きたいように生きることは自由だという事。
先日のエントリーで「60代で仕事を引退してはいけない」という記事を取り上げたが、人というのは、また人間関係というのはかくもややこしいものなのだという事らしい。
「一人でいると落ち着く でも独りは寂しい
人と話すと楽しい でも人といると疲れる」
う~む、難しい・・・