私の知り合いで教職員組合に勤めている人がいる。
その人のFACEBOOKを見ていると、ほぼ毎週のように国会議員に要望書を提出している姿が投稿されている。他にも様々な団体との会合とか、これはすごいと思った。
教員は昔は「でもしか」教師というくらい、「教師でもなろうか、教師しかなれない」とかバカにされた時代があり、我々の頃は中々採用試験にもうからない。今も教師になるのは難しいと言われている。ところが、モンスターペアレントをはじめ、教師の立場の低下というか、周りの学歴が高くなり教師を尊敬しなくなったとか、体罰の問題とか、足枷が多く、心療科にかかる先生も多くなっているという業界だ。
勿論、組合という団体があるので、こうした陳情も業務の一つなのだろうけど、歴史ある先生の世界でもこうした努力は怠らない。
それを顧みると、介護の業界はどうだろうか。
確かに厳しい業界であるが、それを理解していないのは政治や行政のせいだと丸投げしていないだろうか。
理解をしてもらうための努力をしているだろうか。
介護業界の不人気はおそらく給与の問題だけではない。
そして、介護の仕事をする人はそこまでデキる人ではない。
そうした中で、国は少しづつの上乗せでここまで来た。
しかし、他の業界に比べてもまだまだ。
誰が旗を振るかという事にもなるが、介護職員一人一人が出来る範囲でアピールしないといけないと思う。
そうした努力もしないで、理解できない公務員や政治家が悪いなんて言っても負け犬の遠吠えでしかなく、誰も味方になんかなってくれるわけがない。
介護の業界でも、おそらく様々な立場で現場の窮状を訴えてくれている人はいると思う。しかし、教職員ですら毎週のように活動している。これは見習うべきである。