会社においてあなたの価値を評価するのはあなたではない。
ただし、人生の価値はあなたが決めること。
会社に対する貢献度もあなたが決めること。
それは自己満足かもしれないが、他者の評価のために自分を犠牲にする生き方は正しい生き方とは言い難い。
昔は「仕事人間」が当たり前とされた。
自分の事よりも家族を養ったり、会社のために日夜働くことが美徳とされた。
残業、休日出勤も当たり前にこなした。
それは会社が家族のような存在であり、社員もそこに貢献する事で皆がハッピーになれた。
私の担当しているケースで会社の社長さんがいた。
色々と問題あることかもしれないが、その人には所謂2号さんがいた。
しかも、その人を自分の会社に勤めさせていた。
息子さんに言わせれば、それはきちんと社会保険をかけておけ、という事だったと思うという事。
老後のことまで考えて社員に接していた人だったようだ。
勿論、そんな事をすれば奥さんは大変だったが、それはまた別の話。
今の会社はそんな家族的な温かさは無い。
売り上げ重視、効率重視で社員もいつ首を切られるか分からない。
競争原理の下、仲間のはずの同僚もライバルであり、自分の成績を上げることのみを強いられる。
生きづらいよな、と思う。
「行為の価値」が重視される世の中において、「存在の価値」は軽くみられるから。若しくは目を向けられない。
あなたはそこにいるだけでいいんだという事が綺麗事に聞こえてしまうような世の中。